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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第359回

ソニーの高級コンデジ 「RX100M3」で撮る団地の猫

2014年06月13日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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立ち去ろうと思っても立ち去れない
古い団地と猫の魅力

 でも都合良く猫ばかりいるわけじゃないし(都会の団地だし)、猫を撮りにきたわけでもないので、駅に向かうべく団地を出ようとすると、私の脇をすり抜けて団地に向かう猫を発見。

 思わずその後ろ姿を広角で撮ると、階段下で待ち受けてる猫もいるじゃないか。ああ、また駅が遠のく。

広角側は24mm相当。一瞬のことだったのでオートでさっと撮った1枚(2014年6月 ソニー DSC-RX100M3)

広角側は24mm相当。一瞬のことだったのでオートでさっと撮った1枚(2014年6月 ソニー DSC-RX100M3)

 古い団地って、2つの部屋の間に階段がある。だから、1フロアに6世帯あったら、階段は3つ。そして外廊下がないのだ。

 エレベーターはもちろんなし。昔はそういうものだと思ってたけど、今となっては宅配便の人は大変だろうなと。

 たとえば、402号室と403号室に荷物があったら、いったん4階にあがってまた降りて隣の階段から4階にあがって……ってしなきゃいけないもの。

 Amazonをよく使う身としてはそんなことが気になります。

 で、とととっと階段の前に移動してしゃがんでじっと待つ。右のチャトラはこのあと階段を上り、闇の中に消えていきました。

数十年の時を経て現役の昭和なアパートの前で猫。団地猫好きにはたまりません(2014年6月 ソニー DSC-RX100M3)

数十年の時を経て現役の昭和なアパートの前で猫。団地猫好きにはたまりません(2014年6月 ソニー DSC-RX100M3)

 今回はちょっと遠くから撮った写真ばかりになっちゃったので、それもなんだろうということで、最後は別の場所だけど、ぐぐっと寄って撮った写真を(前ページ冒頭写真)。

 石碑の前に人なつこい猫がいたので広角側にしてぐぐっと寄ってみたのだ。広角猫写真ですな。

 ひととおり撮って撫でてその場を離れようとしたら、私が猫と遊んでる姿を見てたおじさんが猫に近づいて、ぐぐっと身体を横にねじって猫とお見合いをはじめて、その姿がなんともラブリーだったので撮っちゃいました。

おじさんは目元以外写らないように撮ったけど、いい顔をしておりました。よいものです(2014年5月 ソニー DSC-RX100M3)

おじさんは目元以外写らないように撮ったけど、いい顔をしておりました。よいものです(2014年5月 ソニー DSC-RX100M3)

 普及型から超高級まで、仕事柄いろんなコンパクトデジカメを使うけど、猫をしっかり撮るならRX100M3のクオリティはお勧め。レンズが明るいから飼い猫を撮るのにもよさげだ。

■Amazon.co.jpで購入


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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