「Exmor RS for mobile」リアカメラの性能は上々
裏面照射積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用したリアカメラの画質は、タブレットとしては上々だ。開放値はF2.4で、暗い場所でもノイズを抑えることができる。実際に撮影してみた感じでは確かにノイズは少なく精細なのだが、全体的にやや暗くなりがちであるように感じた。このあたりは撮影環境に応じて露出を補正したり撮影後に写真を加工すれば解決するので、それほど大きな問題ではない。
カメラアプリが大きく進化
Xperia Z2 Tabletでは、カメラアプリが大きく進化した。36種類のパターンから最適な撮影設定を自動的に選択する「プレミアムおまかせオート」や写真/動画の撮影モード切り替えが不要な「モードレスUI」などの便利機能はそのまま継承。写真への効果をリアルタイムで確認できる「クリエイティブエフェクト(旧ピクチャーエフェクト)」は9種類から18種類に増え、撮影向けのアプリとして「背景ぼかし」や「ARエフェクト」などが追加されている。ネットで公開されている撮影アプリをさらに追加することも可能だ。
新たに追加された機能のうち特に便利だと感じたのは、デジタル一眼のような写真を撮影できる「背景ぼかし」アプリだ。ぼかしの強さや適用範囲を調整することで、大口径レンズのようなボケを加えることができる。印象的な写真を手軽に作れるので、積極的に活用したい。