いよいよあと2ヵ月で、「Imagine Cup」世界大会が開催される。
Imagine Cupは、マイクロソフトが主催している世界規模の学生向けITコンテスト(関連リンク)。米マイクロソフトの創業者であり、テクノロジーアドバイザーのビル・ゲイツ氏が、「学生たちに、自分のアイデアや技術を発表する場を提供したい」と考え、2003年から開始。今年で12回目を迎える。
これまでに190ヵ国から165万人以上の学生が参加。日本からも多くの学生が参加している。
世界大会優勝チームは、ビル・ゲイツ氏と対談
賞金5万ドル(約500万円)と起業支援も
世界大会は、世界各国を転々として開催されているが、今年の開催地は米マイクロソフト本社がある米シアトル。7月29日〜8月2日に、全世界から33チームが参加し、世界一を競うことになる。
シアトルでの開催ということもあり、世界大会での優勝チームには、ビル・ゲイツ氏との対談の機会が与えられるという特典も今回は用意された。さらに優勝チームには、賞金5万ドル(約500万円)のほか、マイクロソフトベンチャーによるアクセラレータプログラムを利用した起業支援を提供。また、米マイクロソフト本社での数週間にわたる技術開発教育、マーケティング教育などのアントレプレナーシップトレーニングが受けられるという。
まさに起業につながる機会も得られるわけで、起業環境に恵まれない新興国から参加するチームは、目の色を変えてこの大会に参加してくる。
日本大会では600件以上の応募
そうした激しい争いの中、2年前には日本代表がソフトウェアデザイン部門世界2位に入るという偉業を成し遂げた経緯があるだけに、日本マイクロソフトでも、日本代表チームに対する支援には惜しみがない。
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「Imagine Cup 2012」世界大会で、東京高専チーム「Coccolo」が行なったプレゼンテーション |
今年の場合は、WDLC(ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム)が主催し、2年目となる「Digital Youth Award」と連動。同Awardのアプリ部門のグランプリチームと準グランプリチームが、日本代表候補として最終選考に残ることになった。
Digital Youth Awardは、アプリ部門とアイデア部門とで構成。「誰かをハッピーにするタブレットアプリ」というテーマをもとに、日本全国から600件以上の応募があり、その中から20組が一次審査を突破。4月12日に行なわれた決勝大会には、アプリ部門5組、アイデア部門5組の合計10組が参加した。
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