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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第84回

最新ガラケーのスタミナは? 一体どれくらい持つ?

2014年05月12日 18時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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今や当たり前の機能が並ぶなか……
現代のガラケーらしいのはWX12K

 最後にガラケーらしい便利な機能、小技を見ていく。とはいえ、ガラケーは最新機種であっても、数年前のガラケー全盛期の機種よりも機能は控えめだ。

 N-01Fでは「強振動バイブレーター」によって、ポケットの中でも着信が気付きやすくなっている。通話ではハイパークリアボイスを搭載。プリインストールアプリに「Twitter」や「Mobage」があるのはイマドキのガラケーならではと言える。

 以前のNケータイから継続して搭載されている「ライフヒストリービューア」は、ライフログの機能。ガラケーの使用履歴、具体的にはメールを送った、写真の撮影といった操作が時系列に記録され、確認できる。機能や検索を音声で行なう機能もあり、古いガラケーを使い続けている人にとっては目新しいかも。テレビを見る場合は「なめらかワンセグ」で映像の粗さを抑えている。

Twitter用アプリなどがプリイン。またケータイを使った記録を保存する機能も

 MARVERAはプリインストールアプリに「Run&Walk」や「EZナビ」「安心ナビ」などのauのアプリが豊富に用意されている。他の機種のアプリがやや貧弱なのとくらべるとうれしい。辞書自体は他機種にもあるが、MARVERAの場合「明鏡モバイル国語辞典」「Gモバイル和英/英和辞典」「カタカナ英和辞典」の4冊と充実している。

 また、折りたたみケータイならではの機能が「オープン通話」で、着信後に端末を開いたらすぐに応答できる。小さいお子さんやお孫さんがいるのなら「mamorinoナビ」で、mamorinoを持つ子どもの位置をすぐに把握することも可能。

au系アプリのほかに辞書機能も優秀

ケータイを開くだけで応答可能

 301Pは通話に力を入れており、「ゆったりトーク」「しっかりトーク」で聞こえやすく、ノイズキャンセラーも搭載。ワンセグには「ECOモード」もあるので、より長時間視聴が可能だ。音質の設定に「ステレオ」「3Dサウンド」があるのも注目ポイント。

通話関連のほか、基本的な機能も搭載

 以上3機種はガラケーを使っていた人、今も使っている人にとっては予想の範囲内だろう。ではPHSのWX12Kはどうか。

 こちらはイマドキのガラケーを意識した機能となっている。つながりやすい「ダイバーシティアンテナ」を搭載し、通話で「ゆっくり通話」「はっきり通話」が効果を発揮。また「モバイル迷惑電話チェッカー(月200円)」も利用できるので、振り込め詐欺などの防止にも役立つ。

 Bluetooth経由による「テザリング」のほか、Androidスマートフォン上のアプリからWX12Kを通じて、音声通話を発信することも可能である(逆にヘッドセットなどとも連携できる)。

Androidスマホのアプリから、WX12K経由でPHSによる通話が可能

 なお、緊急地震速報にも対応しており、3Gケータイやスマホと同じく受信可能。QRコードリーダーやUSBマスストレージ機能もある。2台持ちに必要な連携機能、シニア層が持つために必要な安全機能が充実し、上級者も初心者も便利な使い方ができそうだ。

 ただし一方でドキュメントビューアーが無く、アプリが貧弱という欠点もある。

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