前回に引き続き、「Nikon 1 V3」で撮った猫の話。その前に、ちょっとおさらい。
Nikon 1 V3の良さは誰がなんといっても速さである。AFが超高速ですぐピントが合う。撮ろうと思ったらもう撮れてるって感じ。だからチャンスを見逃さない。しかも連写が超高速である。高速だから動いてる猫でも撮れる。
それは初代Nikon 1からそうだったんだけど、V3ではとうとう猫撮りに欠かせないチルト式モニターとタッチパネルが装備されたのだ。

猫とNikon 1 V3。ボディはすごくコンパクトで携帯性も高い。このくらいなら普段持ち歩いても負担にならないのがよし。レンズもコンパクトで軽いし
というわけで、前回はそういうV3の特徴を生かした動きのある写真をメインにしたんだけど、今回はそこから漏れた普通の写真を中心にお送りするのである。
冒頭写真からしてそう。都内某所で出会った超ふさふさふわふわな長毛白猫。よく見るとちょっとトラが混じってるんだけどほぼ白。これが人を怖がらないのだ。
道路脇でほげーっとくつろいでたので、おじゃまして少し望遠で正面から顔を撮ってみた。夏になったらこのふさふさがどうなってるのか、ぜひとも再訪してみたい猫なのである。

アスファルトにぺたんと張り付いて寝てるふさふさ猫。首輪をしてたので飼い猫である。人通りが少ないので猫も余裕(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)
この猫と兄弟だか姉妹だか従兄弟だか親子だかわからないのがこちらの長毛トラネコ。
気持ちよさそうに路地のど真ん中で昼寝してたのでぐぐっと近づいて広角で撮影。
モニターを開いて地面すれすれで撮っております。それにしてもふさふさっぷりがすごい。

舌先に細かい突起が無数にあって、それでいろいろと舐めとったり水を器用にすくって飲んだりしており、強く舐められるとヒリヒリしたりするのである(2014年4月 ニコン Nikon 1 V3)
しばらくすると目を覚まして毛繕いをはじめた。こういうときは連写の出番。毛繕いというと「舌が出てる瞬間」を撮りたいじゃない。でも狙って撮るのは難しい。
よって、V3さん連写よろしく、である。高速連写にするとシャッタースピードを速めに維持してくれるので、舌のざらざら感もきれいに撮れてよし。

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