80PLUS GOLD編
最後は負荷50%時の変換効率が90%と高い、GOLD認証を取得した2製品を紹介していこう。価格は少し高くなるが、より厳しい変換効率基準をパスするために、品質面も高くなっているのが魅力だ。
GOLD認証電源ユニットの鉄板
Seasonic「Xseries KM3」シリーズ
80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニットで、多くのショップ店員が声をそろえてオススメと答えたのが、信頼性と安定性に定評があるSeasonicの「Xseries KM3」シリーズ。
スペック | |||||
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型番 | SS-650KM3 | SS-750KM3 | SS-850KM3 | ||
定格出力 | 650W | 750W | 850W | ||
80PLUS認証 | 80PLUS GOLD | ||||
+3.3V | 25A | 25A | 25A | ||
+5V | 25A | 25A | 25A | ||
+12V | 54A | 62A | 70A | ||
-12V | 0.5A | 0.5A | 0.5A | ||
+5VSB | 3A | 3A | 3A | ||
サイズ(W×D×H) | 150×140×86mm | 150×160×86mm | |||
MTBF (平均故障間隔) |
10万時間 | ||||
保証期間 | 5年間 | ||||
実売価格 | 1万8000円前後 | 1万9500円前後 | 2万1000円前後 |
Seasonicならではの安定性や信頼性、高い変換効率が最大の魅力。電力供給の負荷が20%(±5%)以下の時にファンの回転を停止させるなど、負荷と温度でファン回転数を3段階で調節する「ハイブリット・サイレント・ファンコントロール」機能と静音性に定評があり、期待寿命が4万時間と長い山洋電気製12cmファンを採用するなど、静音面にも気を配っている。GOLD認証を取得している電源ユニットのなかでも、少々高くなるのが難だが、長く使い続けられる鉄板の製品ではある。
450W~1000Wまで充実ラインナップの
Corsair「RM」シリーズ
最後は、高い変換効率と電力供給負荷が40%以下のときにファンが停止するファンレス機能やフルモジュラータイプの電源ケーブルなどを採用したCorsairの最新電源ユニットの「RM」シリーズだ。
スペック | ||||||
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型番 | RM450(CP-9020066-JP) | RM550(CP-9020053-JP) | RM650(CP-9020054-JP) | RM750(CP-9020055-JP) | RM850(CP-9020056-JP) | RM1000(CP-9020062-JP) |
定格出力 | 450W | 550W | 650W | 750W | 850W | 1000W |
80PLUS認証 | 80PLUS GOLD | |||||
+3.3V | 24A | 25A | 25A | 25A | 25A | 25A |
+5V | 22A | 25A | 25A | 25A | 25A | 25A |
+12V | 37.5A | 45.8A | 54A | 62.5A | 62A | 83.3A |
-12V | 0.8A | 0.8A | 0.8A | 0.8A | 0.8A | 0.8A |
+5VSB | 3A | 3A | 3A | 3A | 3A | 3A |
サイズ(W×D×H) | 150×160×86mm | 150×180×86mm | ||||
MTBF (平均故障間隔) |
10万時間 | |||||
保証期間 | 5年間 | |||||
実売価格 | 1万3000円前後 | 1万4000円前後 | 1万6500円前後 | 1万8000円前後 | 2万円前後 | 2万4000円前後 |
450W~850Wまでの100W刻みに加えて、大出力な1000Wモデルを用意。ビデオカードを搭載せず、静音性や省電力性に重点を置いたPC構成など、用途や構成にあわせた出力を選べるのがポイントだ。
準ファンレス運用できる「Zero RPM Fan Mode」や、インテル第4世代Coreシリーズの「C6/C7ステート」サポート、ハイエンドGPU搭載ビデオカードも安心して搭載できる1系統の+12V出力、柔らかなフラットタイプの電源ケーブルの採用。そして安心の5年間保証と「RM」シリーズは魅力満載だ。
また、「CX M」シリーズと同様に電源ケーブルをスリーブ化できる「Professional Individually sleeved DC Cable Kit」に対応しているのもポイント。
なお、750Wの「RM750(CP-9020055-JP)」からは、本体奥行きが180mmと長いため注意しよう。本体奥行きに加えて、各種電源ケーブルのモジュラーコネクター部などを含めると200mm程度の奥行きが必要だ。
次回は各電源ユニットを
ベンチマークテスト
今狙い目の電源ユニット6製品を紹介してきたが、次回はいよいよゲームやストレステスト中の電圧変動や80PLUS認証のランクの違いで、どのくらいPCの消費電力に差が出るのかをチェックしていこう。
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PCパーツ
一度は手にしたいハイエンドな1000W出力&PLATINUM電源 -
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春の電源祭り! マシン構成に最適な電源ユニットを探す - この連載の一覧へ