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貴重なオリジナルマスターテープも見ることができた

クリプトン、森山良子の24bit/192kHzハイレゾ音源を配信

2014年03月19日 22時53分更新

文● ASCII.jp編集部

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今回ハイレゾ配信が発表された森山良子の6作品の制作を担当した、元フィリップス・レコード・プロデューサーの本城和治氏。オリジナルマスターテープ、LPレコード、CDなどとともに

森山良子のデビューから6作品をハイレゾ音源で
「原音に忠実なハイレゾ高音質化」にこだわる

 クリプトンは4月8日、同社の音楽配信サイト「HQM STORE」にて、森山良子のデビューから6作品を24bit/192kHzのハイレゾ品質で順次配信開始すると発表した。販売価格はアルバムが3500円、一曲350円(それぞれ税別)。配信されるのは以下の6作品。

  • 「この広い野原いっぱい/森山良子フォーク・アルバム NO.1」
  • 「愛する人に歌わせないで/森山良子アルバム No.2」
  • 「森山良子 カレッジ・フォーク・アルバム」
  • 「さとうきび畑/森山良子 カレッジ・フォーク・アルバム No.2」
  • 「森山良子 イン・ナッシュビル」
  • 「森山良子 ビートルズ、サイモン&ガーファンクルを歌う」

 今回のハイレゾ音源配信は、「オリジナルスタジオマスターテープ・ハイレゾ音源シリーズ」の一環。シンコーミュージック・エンタテイメントが原盤を所有するオリジナルアナログマスターテープから最新の24bit/192kHzデジタルリマスタリングを経て、「原音に忠実なハイレゾ高音質化」をうたっているのが特徴だ。

「オリジナルスタジオマスターテープ」のロゴ

 発表会では、JVCマスタリングセンター杉本ルームでのスタジオマスターをデジタイズする過程を説明するだけでなく、実際に作業している場面を撮影したビデオも放映されるなど、今回のハイレゾ音源にかける意気込みがうかがえた。ハイレゾ化にあたっては、イコライジング処理は一切せず、マスターテープの音源をそのまま、24bit/192kHzの品質でデジタル化している。

24bit/192kHzのデジタイズシステム図と、音質改善図。市場にあるA/Dコンバーターでは192kHz対応のものはまだ少なく、音質的に納得がいくものがないということで、同スタジオではJVCが独自に開発した機材を利用しているという

電源(PB-HR1000)、電源ケーブル(PC-HR1000)、オーディオボード(AB-HR5)など、クリプトン製のアクセサリーを使用することで、音質改善を図ったことがアピールされていた

デジタイズの過程を映像で見ることもできた。通常、エンジニアの人が嫌がったり、機材が写ったりしてしまうということで、なかなか見ることが難しい映像だ

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