2014年は、4Kディスプレー元年
デル マーケティング統括本部クライアント製品&ソリューションマーケティング本部・河田浩行ブランドマネージャーは、「国内の液晶ディスプレー市場において、デルは6年9ヵ月に渡りトップシェアを獲得している。また、出荷台数も伸びており、2013年9月までの販売実績では前年同期比18%増となっており、第4四半期も順調である。モニター単体だけを販売するのでなく、トータルソリューションの形で提供している点が、デルの強みになっている」と説明。
続けて、「2013年は4Kテレビ元年、そして2014年は4Kディスプレー元年となり、4K市場のますます拡大が見込まれる。ユーザーの間では、データ量の増大により、多くの情報をまとめて表示したいといった要求や、高精細化したスマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像の表示したいといったニーズなどがあり、プロフェッショナル向けだけでなく、オフィス向けの用途でも4Kへの関心が高まっている。こうした動きにより、4Kのコモディティ化が進んでいくだろう。
デルでは、4Kディスプレーの製品ラインアップを今後も広げていく。すでにデルのディスプレー製品における4Kの構成比は、市場全体よりも高いものになっている。また、ワークステーションとのトータルソリューション提案、アプリケーションベンダーとのパートナーシップにより4Kディスプレー市場を牽引していきたい」とした。
『常識を超える、Dell 4Kモニタ。4Kをフルに堪能するなら、Dell Precision』をコミュニケーションメッセージとして、ワークステーションとのトータル提案を推進。画像編集、映像処理などの領域に向けて販売を拡大する姿勢をみせた。
会見では、アドビシステムズのCreative Cloud エバンジェリスト・仲尾毅氏も登壇。4K Ultra HDディスプレーとワークステーションを活用したデモンストレーションを行ない、「P2815Qは、クリエイティブ領域におけるマスターディスプレーとして利用できる。完成の最終形に近い形を、画面に表示して作業ができる。映像編集においても、4K Ultra HDのコンテンツをその場で確認でき、生産性を高めることができる。個人的には、価格設定についても驚いた。4K Ultra HDの標準化を促進する製品になるだろう」などとした。