GeForce GTX 770M搭載のハイスペックモデル 「dynabook Qosmio T974」 第2回
イケてるのは外見だけじゃない!
東芝の作る赤いゲーミングノート「dynabook Qosmio T974」
2014年02月28日 11時00分更新
安定した動作と大型画面+フルサイズキーボードでゲーム以外でも快適
まずは「dynabook Qosmio T974」の使い勝手だ。グレアタイプのディスプレーを搭載しているが、反射などはあまりなく、見やすい。これは東芝のQosmioシリーズが誕生した時からの特徴でもある。
厚みのあるボディだけにユーザーの姿勢によっては、パームレストの手前側に手首が強く当たることになるが、ここもあまり尖ったカットではないから痛いということはない。キーボードは前回紹介したようにフルサイズで十分使いやすいものだから、プレイに支障はないだろう。
利用感としてのレスポンスはよい。きびきびと働いてくれる感じで、普通に使っている範囲でひかっかりなどは感じない。派手な赤を多用しているとはいえ、個性的すぎない範囲のボディデザインだから、ゲーミング色の強いモデルではあっても高いグラフィックス機能を必要とするビジネスユースや、家庭での利用にも使いやすいという印象だ。
非常に高い基本性能
「dynabook Qosmio T974」の構成は、CPUにIntel Core i7-4700MQを採用し、16GBのメモリと1TBのハイブリッドドライブを搭載したものだ。グラフィックス機能としてNVIDIA GeForce GTX770Mを搭載している。この構成でベンチマークによる性能評価を実施した。
Windows 8.1には、快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」が搭載されていないため、評価実行ファイル「WINSAT.exe」の実行結果を「Windows エクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介しよう。「プロセッサ」の値は「8.1」、「メモリ」の値は「8.1」といずれも非常に高い。グラフィックス関係も「グラフィックス」の値が「7.0」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「7.0」と好調だ。唯一低くなったのは「プライマリハードディスク」の値で「5.3」となった。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」の成績はなかなかよい。3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」についても「Gaming laptop」の項目に若干届いていないものの、好成績だ。全体的に非常に優秀であることが分かる結果となった。
バッテリーについては「BBench」で計測した。電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態での実施で1時間47分43秒使うことができた。かなり短くはあるが、このマシンをモバイル利用する人はいないだろうから、問題ないだろう。停電時や、ちょっとした移動には十分対応してくれるはずだ。
(次ページ、「ゲーミングベンチマークの結果も上々」に続く)