GeForce GTX 770M搭載のハイスペックモデル 「dynabook Qosmio T974」 第1回
知る人ぞ知る東芝のゲーミングPCをレビュー
東芝のゲーミングノート「dynabook Qosmio T974」はカッコイイ!
2014年02月14日 11時00分更新
東芝のノートPCといえば、比較的大人しいイメージがある。近年は特にUltrabookやスリムノートに力を入れていることもあり、ビジネスにもプライベートにも活躍できるという雰囲気のものが中心だ。しかし、そうした流れに乗らない製品も実はある。その1つが「dynabook Qosmio T974」だ。
「dynabook Qosmio T974」は直販サイトである「東芝ダイレクト」専売モデルで、量販店の店頭などでは購入できない。それどころか、東芝のノートPCラインアップにも掲載されておらず、知る人ぞ知るモデルとなっているのがおもしろい。その正体はグラフィックス性能を強化し、ゲームプレイに適した大型ノートPCだ。
今回は、「dynabook Qosmio T974/97K」のMicrosoft Office非搭載モデルを試用してみた。Core i7-4700MQにNVIDIA GeForce GTX 770Mを組合わせたゲーミングPCだ。
主なスペック | |
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製品名 | dynabook Qosmio T974/97K |
型番 | PT97497KBXBW |
CPU | Intel Core i7-4700MQ(2.40GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM86 Express |
メインメモリー | 16GB |
ディスプレー(最大解像度) | 17.3型ワイド(1920×1080ドット) |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GTX 770M |
ストレージ | 1TBハイブリッドドライブ(HDD+SSD) |
光学ドライブ | ブルーレイドライブ(BDXL対応) |
通信機能 | 10/100/1000BASE-T LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0 |
インターフェース | USB 3.0×4、HDMI出力端子、約92万画素Webカメラなど |
メディアスロット | ブリッジメディアスロット |
テレビ機能 | - |
サウンド機能 | harman/kardonステレオスピーカー |
本体サイズ/重量 | 約418.4(幅)×272.5(奥行)×30.3~43.5(高さ)mm/約3.4kg |
バッテリー駆動時間 | 約3.5時間 |
OS | Windows 8.1(64bit) |
Officeソフト | Microsoft Office Home and Business 2013 |
主要ソフト | Skype録画アプリ(Corel Video Studio)、Skypeらくらくナビ、RZスイートExpress、思い出フォトビューアー、PC引越しナビなど |
カーボン調のトップカバーとメタルレッドのコントラストがカッコイイ
17.3型ディスプレー搭載の「dynabook Qosmio T974」は、ボリューム感のある外見をしている。サイズは約幅418.4×奥行き272.5×高さ30.3-43.5mmで、重量は約3.4kg。据え置きで使うと考えれば特に大きすぎるという印象はないが、室内といえども気軽に移動させながら使うスタイルには向かないだろう。
しかし据え置きで使うと、この重さがほどよい安定感につながる。丁寧に角を取った、少々ずんぐりとしたシルエットは、ディスプレーを開く時にはもちろん、キーボードを使う時などにも手のひらや手首に角が当たって気になることもない。少々手荒なタイピングをしても本体がぐらつくこともなく、気持ち良く使える。
カラーネームはダークシルバーということになっているのだが、トップカバー等の色は黒に見える。トップカバーとパームレスト部にはカーボン調の網目パターンが刻まれており、指紋などは目立たない。トップカバーのロゴ部分と、側面をぐるりとまわる部分がメタリックレッドになっており、なかなか格好がよい。黒と赤のコントラストが、ゲーミングPCらしさを感じさせてくれる。
(次ページ、「赤く輝く英語キーボードもカッコイイ」に続く)