このページの本文へ

独自開発した専用サーバーや冷却装置、顔認証システムなど採用

NEC Cloud IaaSの基盤となる「NEC神奈川データセンター」開設

2014年01月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NECは、クラウド基盤サービスとハウジングサービスのハイブリッド利用が可能な「NEC神奈川データセンター」を、1月27日に神奈川県内に開設する。マシンルームは1万㎡まで拡張可能であり、NECが有するデータセンターで最大規模となる。

 同日からハウジングサービス、さらに4月からはクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」の提供を開始。両サービスを組み合わせて利用することで、顧客システム全体の運用効率化を実現する。

ハイブリッド利用が可能な「NEC神奈川データセンター」

 NECが独自開発した製品や設備も数多く採用しており、高効率かつ安全・安心なサービス提供を実現する。サーバーに関しては最新の低消費電力CPUを採用した省電力・高集積な専用サーバーを新たに開発。1ラックあたり700サーバーを収容可能で、従来サーバーを活用する場合と比較して、消費電力と設置スペースを1/4に削減した。

 また、SDN(Software-Defined Networking)を活用し、ネットワークを仮想化することで、顧客構築システムからの移行を容易にし、約5分間という短時間でICTリソースの調達などを実現。データセンター間ネットワークを用いた他のデータセンターとの連携や、NECが顧客に代わりシステム全体を統合運用するサービスを提供する。

さらに二重構造の天井から冷気を吹き降ろし温まった空気を再び天井内で冷やすことで、機器の配線に影響を受けにくく効率的に冷却できる空調方式を採用。従来の床から吹き上げる方式と比較し、消費電力を約20%削減した。省電力・高集積サーバーには冷媒の気化の際に熱を奪う原理により冷却する「相変化冷却方式」を基にNECの中央研究所が開発した冷却装置を採用。従来の水冷方式と比較して消費電力を約30%削減した。

 ロケーションに関しては、新宿駅から約1時間のアクセス、かつ活断層から9km以上・海岸から30km以上離れたハザードマップの被害想定区域外に立地。建屋は耐震構造、マシンルームは免震構造を採用すると共に、満床時最大72時間の無給油連続運転が可能な自家発電装置の設置や電源設備の冗長化を実施する。

 セキュリティも強固。マシンルームへの入室には、ICカード認証、サークルゲート、世界一の精度を持つNECの顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」を採用し、なりすましや共連れを防止。さらに、NECのセキュリティ専門組織と連携したセキュリティ監視やサイバー攻撃防御により、外部からの脅威に対するセキュリティを確保するという。米国公認会計士協会が定める受託業務の内部統制保証報告書の取得も予定しており、顧客の内部統制監査対応業務の効率化を実現する。

■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ