AMDは2013年後半より、Radeonファミリーのリニューアルに取り組んでいる。当サイトでも「Radeon R9 290X」を始め数々の新GPUを紹介してきた。そして2014年1月20日、AMDは低価格ミドルレンジGPU「Radeon R7 260」(以下、R7 260)を日本国内において正式に発表した。
AMDのミドルレンジGPU「Radeon R7 260」のリファレンスカード
海外ではすでに2013年12月に発表済みのGPUを日本では年明けまで引っ張った理由については不明だが、今回はR7 260のリファレンスカードの性能をチェックしてみたい。
Radeon HD 7790とHD7770の
ちょうど中間を狙う設計
最初にR7 260のスペックを確認してみよう(下表)。28nmプロセスのGCNアーキテクチャーであること、外部電源が6ピン1系統で済む点はすでに発売済みのR7 260Xと共通だ。ストリーミングプロセッサーの数は768基と、R7 260XやHD7790より微妙に少なく、HD7770より微妙に多い。Radeon R7シリーズなのでAMD独自のサウンドエンジン「TrueAudio」も利用できる。
| 各ビデオカードの比較表 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Radeon R9 260 | Radeon R7 260X | Radeon HD 7790 | Radeon HD 7770 | |||
| 製造プロセス | 28nm | 28nm | 28nm | 28nm | ||
| ストリーミング プロセッサー数 |
768基 | 896基 | 896基 | 640基 | ||
| コアクロック | 不明 | 不明 | 1000MHz | 1000MHz | ||
| ブーストクロック | 1000MHz | 1000MHz | - | - | ||
| メモリー転送レート(相当) | 6GHz | 6.5GHz | 6GHz | 4.5GHz | ||
| メモリタイプ | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | ||
| メモリーバス幅 | 128bit | 128bit | 128bit | 196bit | ||
| メモリー容量 | 1GB | 2GB | 1GB | 1GB | ||
| TDP | 95W | 115W | 85W | 80W | ||
| 外部電源 | 6ピン | 6ピン | 6ピン | 6ピン | ||
AMDはR7 260に対し、旧世代GPUからのアップグレード需要を狙ったGPUと位置づけている。2~4年前のエントリー~低価格ミドルレンジGPUを所有しているユーザーが「Battlefield 4」のようなマシンスペックを必要とするゲームを楽しむためのアップグレードに最適、というわけだ。
GCNアーキテクチャーに乗り換えることで、Mantle対応のゲームも遊べ、TrueAudioのおかげでCPUの負担も減らせる。しかもR7 260の価格は109ドルと安いため、ユーザーにとってもR7 260への乗り換えはメリットは大きい。もちろんMantle対応ゲームが出れば、の話だが。
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