セガは、同社の人気シリーズ“龍が如く”の最新作として、幕末の京を舞台とした歴史スピンオフ作品「龍が如く 維新!」の完成披露発表会を開催した。
舞台は幕末の京
シリーズ2度目の歴史スピンオフ作品
龍が如く 維新!は、龍が如くシリーズの歴史スピンオフ第2弾作品。幕末の京を舞台に主人公「坂本龍馬」を始めとした歴史上の偉人が多数登場する。発売日はPlayStation 4と同じ2月22日。PlayStation 3とPlayStation 4のマルチプラットフォームとして発売される。価格はそれぞれ8190円(税別)。
同作品でもこれまでと同様に、俳優の高橋克典さんや女優の桜庭ななみさんといった、TVで活躍するキャストを起用。それぞれの顔を元に作成した3DCGキャラクターとして出演している。
町中はシリーズ随一の緊張感
今回のバトルシステムは、今までと同様のすれ違った人間と戦闘になることがある“ケンカバトル”だが、幕末という殺伐とした時代背景が反映されている。街の移動は従来作品以上の緊張感が漂っており“シリーズ史上最も危険な街”として描かれているという。
バトルスタイルとして、一撃必殺の太刀を繰り出す「一刀の型」、リボルバー式の短銃を使って敵を翻弄する「短銃の型」、己の拳のみで敵を叩きのめす「格闘の型」、斬撃と銃撃を同時に行ない大暴れする「乱舞の型」の4つを用意。武器の種類は銃や刀だけではなく、槍や大太刀、大筒なども用意されているという。
江戸時代らしくそばやうどんメーカーと初コラボ
おなじみの店も幕末風にアレンジ
さて、龍が如くと言えば、さまざまなタイアップが話題だが、歴史スピンオフとなった今作でももちろんそれは継承されている。「ドン・キホーテ」「和民」「すしざんまい」といったおなじみのタイアップを始め、シリーズ初登場になる「名代 富士そば」「はなまるうどん」「宅配御膳 釜寅」「聖護院八ツ橋」など、時代や場所にマッチさせながら幕末風にアレンジされて登場する予定だ。
やりこみ要素としては、新たに「バトルダンジョン」と「アナザーライフ」が用意されている。バトルダンジョンは、町中で行なわれるバトルとは違い、仲間になった新選組隊士を「カード」としてダンジョンに連れて行くもの。ダンジョンには本編では入手困難なレアアイテムが存在するため、武器の強化などに役立てられるという。
遥と一緒に野菜作りやペット育成
スローライフなアナザーライフ
アナザーライフは、シリーズ1作目から登場している少女「遥」と一緒に「野菜作り」「料理」「行商」「釣り」「ペット育成」など、殺伐とした本編とは違い一風変わったスローライフが楽しめる。「PlayStation Vita」で無料提供予定の「龍が如く 維新! 無料アプリ for PlayStation Vita」と連携しており、外出先でもそれら育成要素を楽しめるようになっている。
PS4のスペックに負けない中身と自負
名越総合監督が意気込みを語る
総合監督としてプロデュースしてるセガCCOの名越稔洋氏は「龍が如くシリーズの大きなチャレンジとして、今回『龍が如く 維新!』と新しいタイトル名で完成させていただきました。『龍が如く 2』まではPlayStation 2で発表しており、PlayStation 3を経て、PlayStation 4まで足を広げる作品になりましたが、そのハードウェアの実力に負けない中身になったことと私自身は自負しております。また、無料アプリを2月13日から配信します。アプリは、1つの作品として販売できるレベルのものですが、あえて無料で配信し、龍が如くシリーズを触れていない人のきっかけを作りたいという願いから無料配信を決めました。龍が如く 維新!をぜひよろしくお願いします。」と、同作品に対する意気込みを語った。
(C) SEGA
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