2013年は、大作オンラインゲームの当たり年だった。こうした最新オンラインゲームは、3D性能の高さがカギとなる。快適に遊ぶには、PCの性能にも注目したい。ゲーミングPCといえば、CPUやGPUの性能がまず気になるところだが、ストレージ性能にも目を向けたい。大作ゲームになればなるほど、ゲームスタート時に読み込むデータの量が多く、ストレージ性能が低いと、待たされてイライラしてしまう。
そうなるとSSDの搭載はマストになる。一度SSD環境に慣れてしまうと、もはやHDDには戻れない。SSDは1基でも速いが、2基のSSDに交互にデータを読み書きするRAID 0を構築すればさらに性能が向上する。Samsungの最新SSDを4基搭載するという、PCゲーマーの夢を実現したモンスターマシンが編集部にやってきたので、早速そのモンスターマシンと、それを支えるSamsung SSDの実力をチェックしていきたい。
mSATA対応なのに、1TBの大容量を実現
マウスコンピューターの「NEXTGEAR-NOTE i1100PA4-SP3」は、CPUとしてCore i7-4930Xを、GPUとしてNVIDIA GeForce GTX 780Mを2基搭載したハイエンドゲーミングノートPCである。中でも注目したいのが、ストレージとして、Samsungの最新SSD「Samsung SSD 840 EVO」シリーズを4基搭載し、RAID 0を実現していることだ。単にSSDを搭載しただけのマシンは、もはや珍しくはないが、4基も搭載したノートPCはこれまで見たことがない。しかも、容量は1TB×4で、合計4TBを実現。一般的にSSDは高速な反面、容量を犠牲にすると言われるが、これだけあれば、HDD搭載のハイエンドゲームノートと比較しても十分にゆとりのあるサイズだと言えるだろう。