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使用機材には特別な改造も

アイソン彗星の4K撮影にキヤノン「CINEMA EOS SYSTEM」が貢献

2013年12月02日 19時13分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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撮影機材として採用された「EOS C500 PL」

 キヤノンは12月2日、同社の業務用ビデオカメラブランド「CINEMA EOS SYSTEM」が、世界初の4Kカメラによるアイソン彗星撮影に貢献したと発表した。

 国際宇宙ステーションで撮影機材として採用されたのは、映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」のデジタルシネマカメラ「EOS C500 PL」および、EFシネマレンズ2機種「CN-E15.5-47mm T2.8 L SP」、「CN-E30-105mm T2.8 L SP」)。いずれも4Kの高画質に対応し、「EOS C500 PL」は低照度下での撮影に耐えうる高感度性能が特徴。今回の撮影で使用された「EOS C500 PL」は、超高感度化や宇宙における過酷な使用条件に耐えるための特別な改造が加えられていたという。

 2012年9月に発見されたアイソン彗星は当初、近年到来が予測された大きな彗星の中で最も太陽に接近するため、地球からも確認しやすいものの、今回を逃すと二度と地上からの観測ができないと考えられていた。さらに、この撮影が行われた後、アイソン彗星はその大部分が崩壊したと言われており、期待されていた地球からの観測が困難になった。同社は、この極めて希少な彗星を大気の揺らぎのない宇宙から撮影し、鮮明な映像に収められたことは、学術的にも大きな価値があるとしている。

 12月4日の19時半から放送予定だった「NHKスペシャル」は 「宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎」とタイトルを変更して放映され、国際宇宙ステーションとの生中継も行われるという。またアイソン彗星については「小さな核が残っているかもしれない」というNASAの発表もあり、今後の動向が注目される。

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