ジャストシステムは18日、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用し、全国の15歳から69歳の男女1100名を対象とした「モバイル&ソーシャルメディア」に関する調査結果を発表した。同調査は月次の定点調査で、今回は2013年10月度となる。
利用している携帯電話の種類を尋ねると、利用率48%のスマホが同47.5%のフィーチャーホンを0.5ポイント上回った。2012年7月の調査開始以来、スマホがフィーチャーホンを逆転したのは初だという。特に10代、20代、30代のスマホ利用率は前月から増えて過去最高を記録。10代は9%増の75%、20代は3.5%増の69.5%、30代は5%増の60.5%となった。
スマホを利用しているという回答者に、利用しているアプリと1日のうちの平均的な利用時間を尋ねると、男性は44分のユーチューブ(YouTube)、37分のTwitter、32分のLINEが上位にランクイン。女性は38分のLINE、37分のTwitter、22分のユーチューブとなった。これを性別・世代別に見た場合、10代の男女と20代の女性はLINEやTwitter、FacebookなどSNSアプリを1日80分間以上使用していることがわかり、特に10代女性はLINEが37.8分、Twitterが37.26分、Facebookが7.83分で合計82.89分に及んだ。
LINEはスマホ向けのアプリで、TwitterやFacebookはスマホでの利用拡大を図っている。つまり、スマホの普及とSNSの利用は相乗効果で拡大していると言える。月刊「アスキークラウド」創刊2号(10月号/8月24日発売)では「第2次スマホバブルがやってくる」と題した特集を組んでいるが、今回の結果は「スマホ×SNS×若者世代」のビジネスにチャンスが広がっていることを示しているだろう。
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■ファストアスク
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