スマホ普及率が38.2%(世帯別/総務省「2013年度情報通信白書」)と先進国のなかでも低い日本では今後、スマホが普及拡大することで関連ビジネスが伸びていく――そんな観点から月刊「アスキークラウド」創刊2号(10月号/8月24日発売)では「NECカシオ撤退でも普及率は3割未満 第2次スマホバブルがやってくる」と題した特集を組んだ。
しかし、これは日本に限ったことではなく、世界的なトレンドとも言える。米調査会社のIDCが発表した2013年第3四半期(7~9月期)の世界のスマホ出荷台数調査によると、出荷台数全体は2億6110万台で、前年同期比では39.9%の高い伸びを示したのだ。
同調査でさらに興味深いのOS別の出荷台数とシェア。なんと、Androidが2億1160万台を出荷し、シェアが8割を超えて81%となったのだ。前年同期は74.9%で、この1年間のうちに6.1ポイント増加した。ライバルとなるiOS(iPhone)は3380万台の出荷で、シェアは前年同期の14.4%から12.9%へ1.5ポイントの減。新型iPhone(iPhone 5s/5c)の発売が9月だったため、次の第4四半期(10~12月期)にはその効果でシェアを回復するだろうが、しかし、今回の調査からは、Androidとの差があまりに開きすぎたと言える。
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■IDCのリリース
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