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NTT Com、ドワンゴに国内ISP初となる100Gbps Ethernet提供

ニコニコ動画・生放送のバックボーンが100Gbpsへ

2013年11月18日 14時30分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月18日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、ニコニコ動画やニコニコ生放送などのリッチコンテンツ(niconico)を提供するドワンゴに向けて、国内ISP初となる「スーパーOCN 100ギガビットイーサネットサービス」、および「Arcstar Universal One 100ギガビットイーサネット専用」の提供を開始した。

100Gbps Ethernetを活用したドワンゴのユーザー向けサービス提供イメージ

 ドワンゴは、これまでデータ配信容量が増加するたびに、10Gbps Ethernetサービスを増設してきた。しかし、動画や電子書籍をはじめ、インターネット上におけるコンテンツ配信が年々普及してきたほか、提供コンテンツ数の増加や映像の高画質化に伴うデータ通信容量が増加したことで、広帯域なネットワークの整備が急務となったという。こうした課題から、帯域増減が可能なNTT Comの100Gbps Ethernetサービスを選定。10月10日よりniconicoのネットワーク基盤として、商用利用を開始した。

 100Gbps Ethernetサービスを利用することで、これまでの10Gbps Ethernetサービスを複数回線利用する場合と比較し、コスト削減を実現 するという。また、回線増設の回数も大幅に減るため、設備増設費用やそれに伴う稼働削減も可能となるとのこと。さらに100Gbps Ethernetサービスでも、既存の10Gbps Ethernetサービス同様のSLAが保証。ネットワークの冗長構成により、災害や故障時にも通信を確実に維持できるという。

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