ゲームに必要な性能を
徹底チェック
最後はねらい目GPUを搭載するMS製ビデオカード4モデルの性能を定番ベンチマークやゲームを使って計測しよう。3D性能だけでなく、GPU温度やファン回転数、騒音値、消費電力も測定し、「Lightning」、「HAWK」、「GAMING Series」モデルの違いを見ていこう。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4770K」(3.5GHz/TB時3.9GHz) |
マザーボード | ASUS「Gryphon Z87」(Intel Z87 Express) |
メモリー | PC3-12800 8GB×2 |
SSD | CFD販売「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(80PLUS GOLD 750W) |
OS | Windows8.1 Pro(64ビット) |
なお、テストは「Core i7-4770K」に「Intel Z87 Express」搭載マザーボードを組み合わせたLGA 1150プラットフォームで行なっている。また、テストに使用した各製品の実測ブーストクロックもまとめたので、参考にしてもらいたい。
各GPUのクロック | ||||||
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型番 | 定格クロック | ブーストクロック | 実測最大 | |||
N780GTX Lightning | 980MHz | 1033MHz | 1110MHz | |||
N760GTX HAWK | 1111MHz | 1176MHz | 1254MHz | |||
R9 280X Twin Frozr 4S OC | 1000MHz | 1050MHz | 1050MHz | |||
R9 270X HAWK | 1100MHz | 1150MHz | 1150MHz |
まずは3D性能を定番ベンチマークの「3DMARK」、ミリタリーFPSとMMORPGの金字塔ゲームとなる「Battlefield 4」(以下:BF4)ならびに「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」(以下:新生FF XIV)で計測だ。
なおBF4は、推奨メモリーの3GBを搭載するハイエンドGPUでも描画設定「最高」では常時60fpsオーバーはギリギリなので、描画設定「高」も計測している。
N780GTX Lightning>R9 280X Twin Frozr 4S OC>N760GTX HAWK>R9 270X HAWKと、3D性能は価格に応じた並びになっている。ただ、コストパフォーマンスはRadeon勢が優秀で、R9 280X Twin Frozr 4S OCは常時60fpsオーバーとはいかないが、BF4を「最高」設定で十分プレイできるフレームレートを出している。
また、3万円前後のR9 270X HAWKも「高」設定では、余裕で60fpsオーバーと魅力的だ。ちなみにRadeon勢は12月にMantle版BF4の公開が予定されている点にも注目。Mantle版でのパフォーマンス向上は未知数だが、「今までよりも向上するのは確実」とAMDは語っているので期待が持てそうだ。
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