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開発人員を増強、勢いが加速するLINEゲーム

2013年11月06日 05時39分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 月刊「アスキークラウド」創刊4号(12月号/10月24日発売)の「利用者が喜んで払う『パズドラ式課金』」と題した記事では、月間で100億円もの売り上げをたたきだすゲームアプリ「パズル&ドラゴン(パズドラ)」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)のビジネスモデルを紹介している。

 パズドラで利用者に課金アイテムを購入させるしかけは記事中にあるとおりだが、パズドラの“スゴさ”はアプリがより多くダウンロードされ、より長くプレイされ続けていること。それは記事中に掲載した「アンドロイド対応ゲームアプリの実態調査ランキング」からも見てとれる。

 しかし、同ランキングでは、パズドラと並んで「LINE GAME(LINEゲーム)」のアプリにも目を引かれる。2013年1~6月期と直近7~9月期のいずれも、「LINE POP」や「LINEバブル」といったLINEゲームのアプリがトップ20のうち半数を占めているのだ。LINEゲームは、スマホ向け無料コミュニケーション(通話・メッセージ)アプリ「LINE」と連携するゲームアプリ。LINEアプリの世界ユーザー数が7月に2億を突破したのと並行し、LINEゲームの世界累計ダウンロード数も9月に2億件を超えたほどだ。パズドラに負けない勢いが感じられる。

 LINEとLINEゲームはともにNHN Japanが手がけていたが、4月にLINEを運営するLINE株式会社とLINEゲームを開発するNHN PlayArtに会社が分割。NHN PlayArtではLINEゲームと、スマホ・パソコン向け「Hangame(ハンゲーム)」を提供しているが、今回、日本経済新聞の記事によると、NHN PlayArtが今後の1年間でゲーム開発人員を1.6倍に増強する。LINEゲームの勢いは加速していきそうだ。

NHN PlayArtが手がけるLINEゲームとハンゲームのおもなタイトル

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■日本経済新聞「NHN PlayArt関連記事」

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