収容力の高さに注目!
Obsidian 750Dの最大の特徴はケースの収容力の高さ。水冷のラジエーターユニットを天井・底面・前面・背面の4ヵ所に固定できる設計なのだ。対応ラジエーターサイズは天井が280mm/360mm、底面が240mm、前面が240mm/280mm、背面が140mm。全部にラジエーターをつけろ、という訳ではないが、好きな場所にレイアウトできるというのはおもしろい。
もう1つ注目したいのはドライブベイの構成だ。3.5インチシャドウベイは3基ずつの着脱式になっており、横に並べればビデオカードの冷却重視、縦に並べればドライブの冷却重視となる。
さらにObsidian 750Dでは、通常の製品では活用頻度の低いドライブベイの裏側に4基の2.5インチベイを設けている点に注目。裏配線スペースも十分広いため、左側板のウィンドウからケーブル類をほとんど見せずに組むことができる。
ケース内部の作業空間が広くとられているため、水冷でガチガチに固めたマニアックな構成から、大型空冷クーラーを使ったスタンダードな構成まで難なく組み上げることができる。強いて難を言えば、ネジやパワーLEDなどのケーブルも全部黒で統一されているため、作業時は十分な光量を確保しないと辛いところだろうか。
動作時の温度をチェック!
それでは各部の動作時の温度をチェックしてみよう。
通気性重視の設計が功を奏したか、バラック組みの状態と大差ない結果が出た。特にCPU温度とGPU温度の低さにおいては、今回紹介する製品の中では上位に位置する。ケース前後・上下方向の通気性を確保し、前後に大口径ファンを配置する構造がかなり効いているようだ。
この連載の記事
-
第4回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013【Abee/Lian-Li編】 -
第3回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013【SliverStone/NZXT編】 -
第2回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013【CoolerMaster編】 -
第-1回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013 - この連載の一覧へ