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サードパーティ製品との連携も可能な管理プラットフォーム

キヤノンMJ、クライアント管理SaaS「Kaseya」を国内提供

2013年10月23日 13時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は10月23日、米カセヤ・インターナショナルのクライアント(PC/モバイルデバイス)管理プラットフォームを、12月2日より「Kaseya日本語版SaaS」としてSaaS型で提供すると発表した。同時に、国内ディストリビューターとしてサービスプロバイダーや企業へのソフトウェア(オンプレミス)販売も行う。

 Kaseyaは、マルチテナント機能を備えたサービスプロバイダー向けのクライアント管理プラットフォーム。マネージドサービスプロバイダー(MSP)市場では大きなシェアを持っており、米国のMSP業界団体であるMSPmentorの2012年調査によると、世界の大手MSP485社のうち51%がKaseyaを採用してサービスを提供している。

 Kaseyaでは、企業がクライアントの導入/運用で必要とする多数の機能(資産管理、モニタリング、ポリシー管理、パッチ管理、ソフトウェア自動インストール、遠隔操作/サポート、電源管理など)をオールインワンで備えている。管理対象となるPC(パソコン)はWindows、Mac、Linuxなど、またモバイルOSもiOS、Android、Windows Phone、BlackBerryに対応。LANだけでなくインターネットやWAN経由でも管理できる。

 上述した多数の管理機能は、情報連携/サービス連携をさせて、管理作業をスクリプトで自動化することができる(ITオートメーション機能)。たとえばドライブ使用率の高いユーザーへの警告メール送信、各種パッチ適用、OS移行後の設定やドライバ展開に至るまで、作業の自動化によって管理者の負担を軽減できる。

Kaseyaはクライアントの導入/運用に必要な機能をオールインワンで提供する。また後述のとおりサードパーティ製品とも連携し、管理作業を自動化する機能を備えている

 さらにKaseyaは管理プラットフォームとして、サードパーティ(「エキスパート」と呼ばれる)のクライアント/モバイル関連ソフトウェアを組み入れ、Kaseya自身の機能と同様に連携、自動化を実現する。こうしたソフトウェアを導入済みの場合も、Kaseyaで統合することが可能。キヤノンMJではすでに、セキュリティ、バックアップ、OS移行、資産管理、MDM、MPS(マネージドプリントサービス)といった分野でサードパーティと連携しており、今後さらにエコシステムの拡充を進めるとしている。

一般的なポイントソリューション群と異なり、Kaseyaは統合的な“管理プラットフォーム”。各機能/製品間の連携を実現する

国内のKaseyaエコシステム(2013年9月末時点でキヤノンMJが連携を調整中の企業)

 Kaseya日本語SaaSの料金は、初期設定費用が1契約あたり2万4000円、利用料金が100~500ライセンスで月額500円(年額の場合は5400円)などとなっている。なお、サードパーティ製品(サービス)の利用料金は別途定められる。

Kaseya日本語SaaSの利用料金、初期設定費用

 キヤノンMJでは、Kaseya日本語SaaSにおいて、2016年までに年間10万クライアントでのサービス利用を目指すとしている。

 また上記のSaaS提供と同時に、キヤノンMJはKaseyaの国内ディストリビューターとしてサービスプロバイダーや企業へのオンプレミス導入(ソフトウェア販売)を行う。サービスプロバイダー向けに、第三者使用が可能なライセンス体系を採用する。

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