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フラッシュ技術による高速化、高効率化を果たした“エンジニアド・ストレージ”

Oracle DBに最適化された「ZFS Storage ZS3」提供開始

2013年10月16日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは10月15日、ストレージシステム「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの新製品2機種を提供開始した。上位機種では最大ストレージ容量が3.5ペタバイト(PB)に拡大されたほか、フラッシュ技術改善による低遅延化、「Oracle Database(Oracle DB)」に対する最適化といった改善点がある。

Oracle ZFS Storage ZS3-4

 今回発表されたのは、中規模環境向けで最大容量768TBの「ZFS Storage ZS3-2」と、大規模環境向けで最大容量3.5PBの「同 ZS3-4」の2機種。いずれもデュアルコントローラに対応し、新しいOSである「OS8」を採用している。

 ZS3-4の場合、コントローラには10コア/2.4GHzのインテルXeonプロセッサを8個搭載しており(合計80コア)、DRAM容量は2TB。さらにディスクからの読取り最適化フラッシュ(最大12.8TB)と書込み最適化フラッシュ(最大10.5TB)を搭載する。

ZFS Storage ZS3シリーズ2機種の概要。ZS3-2は中規模環境向け、ZS3-4は大規模環境向け

ZS3のソフトウェア(OS8)ではSAS HDD、フラッシュ、DRAMの動的な階層化が行われる

 ZS3では、SSDをファイルシステムの一時記憶領域として扱う「Hybrid Storage Pool」の設計が強化されており、メモリ内のデータにある重複を削除することによって領域効率を4倍向上させている。また並列アクセス処理による書き込み性能の強化、フラッシュによる最適化、マルチコア対応などの改善により、従来比で応答性能が2倍に向上したとしている。

 またZS3(OS8)では、最新のデータベースである「Oracle DB 12c」に対応した新機能を搭載するとともに、最適化が図られており、Oracle DBのストレージとして“チューニングレス”で高い性能を発揮するとしている。たとえば、新機能の「Oracle Intelligent Storage Protocol(OISP)」では、Oracle DB 12cとZS3がI/Oメタデータを交換して、自動的にストレージのチューニングを実行する。また「Automatic Data Optimization(ADO)」は、設定されたポリシーに応じて自動的にデータの圧縮レベルを変更する機能だ。

 ZFS Storage ZS3シリーズの最小構成価格(税抜)は、ZS3-4が869万8266円、ZS3-2が359万3910円。

 発表会で日本オラクル 執行役員 システム事業統括の飯尾光國氏は、ZS3シリーズは高効率、高性能、そしてオラクルのソフトウェアに最適化された「エンジニアド・ストレージ」であると説明した。現在はOracle DBにのみ最適化されているが、今後はオラクル製のミドルウェア、アプリケーションに対しても同様の最適化を図るとしている。

今後ZFS Storageでは“エンジニアド・ストレージ”として、オラクル製ミドルウェアやアプリケーションへの最適化を図っていくと飯尾氏は述べた

ZS3シリーズにより、オラクルユーザーにはさまざまなビジネスメリットがあると飯尾氏は説明した

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