投影型タッチ操作システム「FingerLink」
「FingerLink」は、投影型タッチ操作システムといえる技術で、Webカメラと投影ユニットを利用して、置いた紙やスマホなどにメモを追加できる。たとえば、(物理的な)地図上にデータを投影表示し、それをタブレットを操作するようにドラッグして範囲指定、その部分だけを別途コピーして保存したりできる。デジタルデータのメモの貼り付けも可能だ。メモを施したものを動かした場合、追従可能なうえに識別もすばやいため、会議以外でも利用価値は多いにありそうだ。
また、Webカメラと投影ユニットという仕様上、タブレットなどを置いてそれにメモを貼り付けるということもできる。製品紹介用ツール、アプリの紹介用といった用途もあるだろう。
構造を確認したところ、Webカメラをふたつ搭載しており、視差により平面/3次元的な検出が可能で、指先の高さも識別できた。デモは行なえなかったが、手に持った球体へのメモも可能だそうだ。また、デモ機に接続されたPC側ですべてのデータを処理していた。