驚異的な勢いで利用者数を増やしているLINE。無料通話やチャットなど、家族や友人との連絡手段として定着しつつある同アプリだが、スマートフォンゲームのプラットフォームとしての存在感も高めている。
MMD研究所が21日に発表した「スマートフォンゲームに関する調査(課金編)」の調査結果によれば、スマホゲーム利用者が現在利用しているプラットフォームサービスで最も多かったのはLINEで38.1%。これは、2位以下の「Mobage」(16.3%)や、「Ameba」(14.6%)、「GREE」(11.5%)などを大きく引き離している。
サービスの登録者数もLINEが突出しており、他のサービスが軒並み50%を切っている中、有効回答者のうち66.2%が登録していると答えた。また、MobageやGREEでは「過去に利用したことがある」との回答がそれぞれ16.3%、22.1%と高い(LINEは11.7%)ことから、これらのサービスからLINEへ乗り換えている様子がうかがえる。
無料通話やチャットのほか、新機軸のサービスとしてビデオ通話や音楽配信、さらにEC事業への参入を発表するなどサービスの拡大に乗り出しているLINE。現時点で4700万人とされる国内での登録利用者数は今後もまだ増える余地があり、そうなればゲームプラットフォームとしてもますます強くなりそうだ。