米グーグルは現地時間31日、アメリカ国内のスターバックス全7000店舗に、無料の高速Wi-Fiサービスを提供することを発表した。
日本でもおなじみのコーヒーショップ・スターバックスは、店舗内にWi-Fiインターネット接続サービスを設置していることでも知られる。2008年からは通信大手のAT&TがWi-Fiを無料で提供してきたが、今後1年半をかけてこのサービスをグーグルのものに入れ替えていくという。なおグーグルによれば、同社のWi-Fiサービスは従来のスターバックスにおけるAT&Tのサービスと比べ10倍の速度まで高速化されるという。また、グーグルが光ネットワークの構築実験を行っているカンザスシティーなどでは100倍に高速化される。
このプロジェクトは、グーグルが行なっている、インターネットアクセスをより安価で、よりスピーディーで、より広く利用できるようにするための投資の一環。これまでもカリフォルニア州やニューヨーク州などで無料Wi-Fiを設置する事業を進めてきたが、今回は全米7000店舗という大きな規模となる。