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身近になりつつある第4世代CPU! 自作マニアも要注目

最新インテル Core iシリーズ、Haswell自作レシピ

2013年08月03日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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この夏、自作の定番に

 猛暑の季節。発熱が少なく、性能と安定動作にこだわりたいなら、CPUは第4世代 Core iシリーズ(コードネーム:Haswell)で決まり。対応マザーが増え、供給量・価格ともに安定したメリットが出ている。ここではこの夏Haswell自作をするために基礎知識をまとめる。

第4世代インテル Core iシリーズのラインナップ
型番 動作クロック
(TB時最大)
キャッシュ コア数 HT TDP 内蔵GPU
Core i7-4770K 3.5GHz(3.9GHz) 8MB 4 84W Intel HD4600(1250MHz)
Core i7-4770 3.4GHz(3.9GHz) 8MB 4 84W Intel HD4600(1200MHz)
Core i7-4770S 3.1GHz(3.9GHz) 8MB 4 65W Intel HD4600(1200MHz)
Core i5-4670K 3.4GHz(3.8GHz) 6MB 4 - 84W Intel HD4600(1200MHz)
Core i5-4670 3.4GHz(3.8GHz) 6MB 4 - 84W Intel HD4600(1200MHz)
Core i5-4570 3.2GHz(3.6GHz) 6MB 4 - 84W Intel HD4600(1150MHz)
Core i5-4570S 2.9GHz(3,6GHz) 6MB 4 - 65W Intel HD4600(1150MHz)
Core i5-4430 3.0GHz(3.2GHz) 6MB 4 - 84W Intel HD4600(1100MHz)
【参考】第3世代 Core iシリーズ(Ivy Bridge)
型番 動作クロック(TB時最大) キャッシュ コア数 HT TDP 内蔵GPU
Core i7-3770K 3.5GHz(3.9GHz) 8MB 4 77W Intel HD4000
【参考】第2世代 Core iシリーズ(Sandy Bridge)
型番 動作クロック(TB時最大) キャッシュ コア数 HT TDP 内蔵GPU
Core i7-2700K 3.5GHz(3.9GHz) 8MB 4 95W Intel HD3000

 第4世代 Core iシリーズは内蔵GPU 性能の強化に加え、待機時の省電力性もアップ。型番は4000 番台で“K”が付くのはオーバークロック対応モデル。ほかに省電力性に配慮した“S”の型番を持つ製品もある。

第4世代 Core iの内部構造はこうなっている!

 4コア版の内部構造。ダイサイズは177m2でトランジスター数は14億。3D描画の実行ユニットは20基に増え、GPU部分の面積がIvy Bridgeよりも大幅に増加している。

Recipe 1

内蔵GPUの性能が大きく強化!
4K2K出力や待機時の消費電力低減も!

 圧倒的な低消費電力は魅力。編集部のテストでは、アイドル時で第3世代の3770Kより10W=約30%も消費電力が低減した。GPUをフルに活用すると消費電力は若干増すが、それだけ高性能とも言える。

 3DMarkの結果は、DirectX10ベースのCloud Gateで約1.21倍、DirectX11ベースのFire Strikeでは約1.34倍に向上。PCMark7の結果も順当に伸びている。同一クロックのCPUでも、特に2世代前のSandy Bridgeからなら要検討だ。

Recipe 2

組み合わせられる
チップセットは5種類

 Haswell対応のチップセットは型番が80番台の“Intel 8”シリーズ。SATA3が最大6系統、USB3.0も最大6ポート(2.0 含め14ポート)に増えた。性能・機能重視であればマルチGPUやオーバークロック機能が充実したZ87または、RAID対応でI/O機能はZ87とほぼ同等のH87を選びたい。

対応チップセット一覧

  • Intel Z87 Express
    末尾にKが付いたCPUのオーバークロックに対応。SLIやCrossFireにも有利なマニア向け。
  • Intel H87 Express
    Z87同様、USB 3.0×6、SATA3×3ポートに対応した高機能チップ。
  • Intel Q87/Q85 Express
    ビジネス向け。Q85はSRTやUSB 3.0の搭載数に制限がある。
  • Intel B85 Express
    ビジネス向けで安定性を重視。USB 3.0、SATA3 ポートの数が限定され、付加機能も抑え目。

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