地デジの画質がビューティフル
F-06EはフルHD液晶を搭載し、フルセグの表示が可能。購入した日、たまたまAKB総選挙の中継を行なっていたが、ワンセグとフルセグでは画質は雲泥の差。メンバーの顔の表情だとか、ワンセグ画質で読み取るのは難しいことがよくわかった。
1日に何回も充電しなくていい
F-05Dは半日、というか3分の1日ぐらいしかバッテリー持たなかった。このため、取材から帰ってきたら即充電、日が沈んだらまた充電、ということをしないとバッテリー切れになるわけだが、3020mAhのバッテリーを搭載するF-06Eはそんなことにはならない。少なくとも、7時間使用した時点で22%しか減っていないのにはビックリ!!
伝言メモ機能の設定はどこ? 本体設定の違い
F-05Dには「通話設定」という項目があり、そこで端末自体の伝言メモを設定できたが、F-06Eにはその設定が見当たらない。伝言メモなくなったのか……と思ったら、通話設定は電話アプリの設定の中に組み込まれていた。
機能があったのはうれしいが、通話設定というのは比較的重要だと思う。その設定が本体設定に集まっていないのは、ややわかりにくく感じた。
背面カバーが開かない
従来のスマホだと背面のカバーが開いてバッテリー交換できるのが当たり前だった。しかしF-06Eはカバーを外せない構造になっており、バッテリーの交換ができない。
ここをマイナスととる人もいるだろうが、過去にバッテリーを交換したことがない筆者はプラスと考える。SIMカードとmicroSDカードスロットが背面カバーを外さずに取り出せるようになったため、入れ替えなどがラクになったのだ。
価値のある1台にになれるのか?
使い始めてまだ1週間も経っていない。正直、7万円払って乗り換えるだけの価値があったのかは、まだわからない。
ただ、本機はリモートアクセスサービス(DTCP+)に対応した世界初のスマホだったりもする。標準で導入されている「DiXiM Player」を使うことで、NASなどの対応機器に保存(ダビング)された録画番組を外出先で視聴できる。
また、Office文書の閲覧や新規作成ができる「KINGSOFT Office for Android」を導入すれば、フルHD解像度のディスプレーと相まって仕事にも活用できるのかもしれない。
大いなるポテンシャルを秘めているのは確かで、そのあたりを使い始めるとカケガイのない1台になったりするのかも、しれない。
「ARROWS NX F-06E」の主なスペック | |
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メーカー | 富士通 |
ディスプレー | 5.2型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約70×139×9.9mm |
重量 | 約163g |
CPU | Snapdragon 600 APQ8064T 1.7GHz(クアッドコア) |
内蔵メモリー(RAM) | 2GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 4.2 |
Xi | ○(下り100Mbps) |
Xi対応周波数 | 2GHz/1.5GHz/800MHz |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
テザリング | ○(最大10台) |
カメラ画素数 | リア:約1630万画素CMOS/イン:約120万画素CMOS |
バッテリー容量 | 3020mAh(交換不可) |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○(+フルセグ) |
NOTTV | ○ |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/○ |
Qi | × |
miniUIM | ○ |
連続待受時間(3G/LTE) | 約560時間/約560時間 |
連続通話時間(3G) | 約680分 |
カラバリ | Black/White |
発売時期 | 6月7日 |