IDCジャパンは27日、2013年第1四半期(1~3月期)の国内クライアントPCの出荷台数実績値を発表。ビジネス向けPC市場は249万台で前年同期比が9%のプラスだったが、家庭向けPC市場では163万台で同20%の大幅なマイナス成長となったため、全体でも4.6%減で市場が縮小した。
ビジネス市場と家庭市場の全体をベンダー別にみると、NECレノボグループはシェア24.3%でトップを維持し、出荷台数もベンダーで唯一の100万台超えを果たした。2位は富士通でシェア17.9%、3位は東芝が13.3%となり、以下、ヒューレット・パッカード(HP)が9.8%、デル(Dell)が9.6%と続いている。
ベンダーの状況を前年同期比でみると、トップ5では富士通が0.9%の微増、デルが10.7%になったのを除くといずれもマイナス。市場全体でも平均4.6%のマイナスとなったが、シェア6位のアップルは家庭市場で27.3%の大幅プラス成長を記録。ウィンドウズ勢が苦戦する一方でMacは善戦した形となった。