米調査・コンサルティング会社のNPD DisplaySearchが発表したレポートによると、ノートPCやタブレットPCを含めたモバイルPCの世界の出荷台数は、2012年の3億6760万台から17年には7億6270万台へ倍以上に拡大すると予測。また、モバイルPC市場の主流がノートPCからタブレットPCに置き換わると見ている。
タブレットPCの出荷台数は、13年に対前年比で68%増の2億5650万台となり、17年にはその倍以上の5億7940万台に達すると予測。こうしたプラス成長の背景には、中国を中心にした小規模ローカルブランドで「ホワイトボックス」と呼ばれるモデルの存在がある。タブレットPCの出荷台数に占めるホワイトボックスの割合は12年に3分1を占めると言われ、今後もその水準を維持していくと見込まれている。
一方、ノートPCの出荷台数は、13年の2億330万台から17年に1億8330万台へ、今後の4年間で10%の落ち込みを見せると予測。また、ノートPCの製品傾向はタッチ対応モデルが中心となり、ノートPCに占めるタッチ対応モデルの占める割合は、13年に3分の2、17年には8割を占めるようになるという。
アスキークラウド最新号特集
『Amazon』翌日配達を発想する「利益無視」経営
「Amazonは今や単なる「便利なオンライン書店」ではない。1995年に創業したベンチャー企業は小売業の枠を超え、物流サービス、クラウドサービスも提供する売上高5兆円以上の巨大企業ら成長。「価格破壊」を武器にオンラインからオフラインまで業界を問わず成長しつつある。アマゾンはなぜ急成長できたのか? 迎え撃つ日本企業の動向にも迫った。