パナソニックは5月14日、ハイエンドコンパクトデジカメ「DMC-LF1」を発表した。
「コンデジからステップアップしたい」ユーザーを主なターゲットに想定したという「LF」シリーズの第1段となる。同じくハイエンドコンパクトカメラのLXシリーズより一回り小さい筐体を採用し、つや消しのブラック1色での展開だ。
28-200mmの光学レンズは独ライカ設計のVARIO-SUMMICRONで、2.0のF値を実現している。1/1.7型の高感度CMOSセンサーと相まって、暗い場所でも美しい写真の撮影が可能としている。
レンズ周りには「コントロールリング」を配置した。これは、iAモードではズーム、絞り優先モードでは絞り、シャッター優先モードではシャッタースピードといった具合に、撮影モードに合わせて役割が変化するもの。好みに合わせて割り当て機能の変更も可能だ。
ファインダーには0.2型(20万ドット)のEVFを搭載。視野率約100%をうたい、-4〜+4dptの視度調整機能をそなえる。また、プロのカメラマンが監修したという「構図ガイド」機能も搭載された。これはS字や円形、放射線状の撮影ガイドがディスプレー上に表れ、撮影を補助するというものだ。利用すれば、魅力的な写真が簡単に撮影できるとしている。
開発担当者が「本格的なカメラで撮る楽しさや、ファインダーをのぞいて撮るかっこよさを意識したモデル」と語る本機。店頭想定価格は5万円前後を予定しており、6月20日に発売される見通しだ。
