大昔は、多種多様なモバイルPCをラッピングする別注の革ケースや、それらを安全確実に持って移動するためにゼロ・ハリバートン社のアタッシュケースをコレクションしていた筆者だが、いつの頃か、対象アイテムはスマートフォンやタブレット、それらをドレスアップやプロテクトする専用ケースに移っていった。
元来、いつも本体よりもそれをラッピングするアイテムに強い興味があり、凝ってしまう悪い癖がある。それはスマートフォンにとどまらず、万年筆の世界でも同様だ。
同じ筆記具でも、ボールペンやシャープペンシルは、たくさんある筆記具の中の一本としてペンケース(筆箱)に収納されることが多いが、万年筆はそれだけのために専用ケースを持っている人を多く見かける。
万年筆は、その構造から来るところが大きいが、多少扱いの面倒な筆記道具だ。シャープペンシルやボールペンのようなカジュアルさは少なく、その構造からも販売価格は高くなってしまう。それゆえ“安価は正義”のような昨今では、確実にユーザー数が減少し、右肩上がりで販売を加速したいメーカーは勢い、95%以上の安価な商品か、5%以下の高級品に走ってしまう。
そんな時代に、愛用の万年筆専用ケースの選択に、筆者も長らく結論を出せずにいた。理想の万年筆ケースが見当たらなかったので一時的に自分たちのプロジェクトで開発販売していたプチプチを活用した「バブルラッパー・プチセレブ・ペンケース」と、モンブラン万年筆の修理期間中の輸送に使うプラスティックケースを流用していた。
いずれも捨てがたい極めて魅力のあるユニークなケースだったが、ついにT・MBHの「呼薫」という、理想の万年筆ケースに辿り着いた。T・MBHは、現在は蔵前に自身の工房を持つ岡本拓也氏が2010年に日本でおこしたハンドメイド革製品のブランドだ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第870回
スマホ
Halliday Smart Glassesを衝動買いも、使い出した日から…… -
第869回
スマホ
240W対応ケーブル一体型チェッカーを衝動買い E-marker通信の“空中分解”を追う -
第868回
スマホ
「組み立てる道具」と「生き残るための道具」の違い Emergency Tool ハントマンライトを衝動買い -
第867回
スマホ
名機たちの「音の魂」をハックする快感! 究極の汎用イヤホン「JPRiDE Model i ANC MK2 QUEST」を衝動買い -
第866回
スマホ
「スマホが充電できる」と錯覚してimutoの単3型“緊急電源”を脊髄反射衝動買い -
第865回
PC
SSDの寿命を診る名医か楽天家か? 検査機能付きSSDエンクロージャを衝動買い -
第864回
トピックス
超怪しい折りたたみT型スタンド付き240W急チャーケーブルを衝動買い -
第863回
トピックス
たかがハケ、されどハケ 世田谷電器のキーボード掃除神器「HAKETE」を衝動買い -
第862回
スマホ
筆者も愛用した往年のMacをオマージュした置き時計を衝動買い -
第861回
スマホ
「思想は未来、端子は過去」のリン酸鉄系リチウムイオン電池を衝動買い -
第860回
スマホ
「この店で一番重いスマホが欲しい!」と言って、BlackView BV7300を衝動買い - この連載の一覧へ











