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「読モ」で安心感、繁盛店オーナーが貫いたママ目線 (3/3)

2013年05月08日 11時00分更新

文●三浦たまみ

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スタッフとの信頼関係もママ流で

 現在、『KAJIN』で働くスタッフは10名。子どもを持つ人が何人も働いている。ママの大変さを知っている林さんは、遅刻も、早退も、在宅勤務もOKにするなど、かなり融通のきくワークスタイルを認めている。

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「スタッフは家族ですから、仕事だけではなくプライベートなことまで、なんでも話し合いますよ」と林店長

「それができるのは、お互いの信頼関係があるから。スタッフはみんな各自の仕事には並々ならぬ思い入れがあるし、責任感も強い。そのことは私が一番よくわかっています。お客様が好き、KAJINが好きという気持ちにブレがないので、うまくいっていると思います」

 もちろん、ここまでの関係を築き上げるのは時間がかかった。林さんは、何か問題があると、その都度、とことん話し合って解決してきた。

 スタッフは家族同然だと思っている林さんが、スタッフをいつも心配していること、応援していることは、スタッフにも伝わっている。こうした絆を深めたからこそ、一度働くと長期で働き、自発的に行動できるスタッフが育つのである。

やりたいことは、たくさんある!

 手探りでネットショップをオープンしてから12年。子どものフォーマルウェア専門店として、確固たるポジションを築いた『KAJIN』だが、林さんの勢いは止まらない。6月には、20代〜30代女性向けの自己啓発書を発行する予定だ。

 そして、今、力を入れているのが海外展開だ。昨年末に、シンガポールにも販売拠点を立ちあげ、現地スタッフも1人雇った。いま徐々にシンガポールのみならず、イギリスなど海外から注文が舞い込む。今後はシンガポールを拠点に世界向けに販売していきたい。

 『KAJIN』の躍進は、日本だけではなく海外までに広がっている。これからもいくつもの大輪の花を咲かせ、フォーマル子ども服業界を牽引していく存在になりそうだ。(完)

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商品を送るときに同梱しているKAJINの小冊子。小冊子といえども28ページもあり、ごあいさつからはじまりKAJINのことすべてが網羅されているといってもいい。スタッフもここで紹介されている。『KAJIN』のスタッフは、入社当初、全員、必ず、カスタマーサービスの対応からスタートする。メールや電話などで直接お客様とやりとりするため、接客の基本も学べるからだ

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