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システムを落とさずメモリを追加・削除できる

HP-UXで新展開!ダイナミックメモリーとHP SuperDB

2013年04月05日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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4月4日、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)はHP-UXのミッションクリティカルシステムにおいてシステムを落とさずメモリ拡張を行なえる「ダイナミックメモリー」を投入。また、HP-UX上のデータベースを高速化するリファレンスモデル「HP SuperDB」を発表した。

メモリリソースを動的に変更できるダイナミックメモリー

 HPでは商用UNIX OSであるHP-UXを搭載したItaniumサーバーをミッションクリティカル領域で提供しており、ブレード化や高速CPU対応、仮想化機能の強化などを図っている。2012年11月には、「持続的成長システム」というコンセプトの元、既存のHP-UXとNon Stopの投資を保護し、長期的な機能強化を図ることをコミットしつつ、次世代ミッションクリティカルのプラットフォームを開発するという「Project Odyssey」の戦略も明らかにしている。また、顧客やパートナーの声を製品や開発に活かす「Working Together」という戦略も明確化している。

「持続的成長プラットフォーム」

 今回は持続的成長システムを担保するHP-UXの機能強化として仮想化機能のvPars v6に「ダイナミックメモリー」を追加した。vPars v6はハードウェアの差異を吸収するHP-UXの仮想化機能で、HP-UXを搭載する「HP Integrity」全ラインナップで利用できる。vPars v6を用いることで仮想マシンに占有リソースを割り当てることができるほか、OSのイメージをそのまま別機種に移動させることが可能になっている。

 今回追加されたダイナミックメモリーでは、仮想化環境において動的にメモリリソースを変更できる。システム稼働中に仮想サーバーに割り当てられている物理メモリを追加・削除できるため、メモリをオーバーコミットする必要がないという。

vPars v6のダイナミックメモリー

 さらに最新バージョンのHP-UX 11i v3では機能のモジュール化が図られた。従来はOSと各機能が一体化されていたため、OSバージョンアップは必須だったが、HP-UX 11i v3は機能のみをアップデートすることが可能になる。長期間にわたって、新機能を導入できるというメリットがある。

525円でSuperdome 2にアップグレードを謳うキャンペーン

 Working Togetherの成果物としては、HP-UX資産を簡単に高速化するリファレンスモデル「HP SuperDB」が発表された。顧客やパートナーのニーズに応じ、HP-UXのデータベースシステムを高速化するハードウェアプラットフォームとして提供される。

HP SuperDBの概要

 Itaniumプロセッサー9500シリーズを搭載する現行のHP Superdome 2と同社の主力ストレージであるHP 3PARを組み合わせ、搭載されたデータベースをHPのエンジニアがチューニング。この結果、Itaniumプロセッサー9100番台の2008年モデルと比較し、コア単位で3倍の性能向上を実現し、コスト削減や運用の効率化、消費電力の削減にも貢献するという。アプリケーションを新システムに移行させるための無償アセスメントも提供する。

 また、初代Superdomeなど各種HP-UXサーバーのユーザーがセルブレードを3枚以上を購入することにより、525円でHP Superdome2のエンクロージャーが付いてくるというキャンペーンも行なう。キャンペーン期間は9月末まで行なわれる。

525円でHP Superdome 2に移せる移行キャンペーン

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