最大8個(64コア)搭載可能なラックマウントサーバー「NX7700i/8040M-64」など
NEC、Itanium 9500搭載のHP-UXサーバー8モデル
2012年11月29日 06時00分更新
11月28日、NECはインテルのItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを搭載したサーバー8モデルを発表した。OSはHP-UXで、システムの可用性を向上させるミドルウェア「CLUSTERPRO X HAシリーズ」、NECの豊富なSIノウハウやサポートサービス等を組み合わせることにより、ミッションクリティカルなシステムに求められる要件に柔軟に対応するとしている。
独立筐体型モデルの「NX7700i/8160H-256」は、Itanium 9500を2個搭載可能なサーバーブレードを、最大16ブレード(32プロセッサー/256コア)、メモリ容量を最大4TBまでスケールアップできる製品。従来機「NX7700i/7320H-256」の筐体にある空きスロットに対し、ハードウェア・パーティション(nPartitions)機能でOS領域を分割することにより、新製品「同/8160H-256」に搭載されるセルブレードを従来機に追加することも可能。従来機の筐体をそのまま活用することで、コストを抑えた導入、拡張を実現するという。
ラックマウント型モデルでは、Itanium 9500を最大8個(64コア)搭載可能な「NX7700i/8040M-64」、最大4個(32コア)の「/8020M-32」などを用意。「NX7700i/8080H-128」にも搭載するNEC独自のチップセットを搭載することで、システムトラブルのリスクを低減するという。
ブレード型モデルでは、「NX7700i/8010B-16」、「同/8020B-32」、「同/8040B-64」を用意。Itanium 9500を「同/8040B-64」で最大8個(64コア)、「同/8020B-32」で最大4個(32コア)、「同/8010B-16」で最大2個(16コア)搭載できる。また、従来の仮想化機能「Integrity VM」に加え、ブレード型モデルでも初めてハードウェア・パーティション機能をサポート。これらの仮想化機能をあわせて運用することにより、柔軟なリソース配分や障害波及の回避が求められる基幹業務のサーバー統合などのケースにおいて、最適な運用環境を実現するという。