監視モニターだけでなくコミュニケーションツールとしても使える!?
カメラ一発!のすごさは「設定の容易さ」だけには留まらない。カメラに取り付けられた各種センサーやマイクロフォンを活用して、遠隔地にいながらカメラ一発!を設置した現場の状況を逐一監視し、同時に現場で起こったイベントに対して臨機応変に対応できる。
赤外線人体感知機能や動体検知機能を利用して、自宅に残したペットをリアルタイムで確認したり、検知イベントをトリガーにしてmicroSDカードに動画を録画したり、自分宛にイベント画像添付のメールを発信したりもできる。
そしてスピーカーを取り付けることで、ペットに話しかけたり、時には侵入した外敵を大声で威圧したり、クライアントアプリからボタンを押すだけで、遠隔地のカメラからサイレン音を出すことも可能だ。
また単身者なら、カメラ一発!を常時、玄関扉の内側に設置して、ドア鍵部分を内側からモニターしておくことで、“玄関の施錠をしたかどうか”をいつでも確認できるので、夜帰宅するまで、一日中不要な心配を抱えて心配することもなくなるだろう。
これらのセンサーをフル活用した詳細な設定は、すべてのユーザーに必要とは思えないが、これらの設定操作も、すべてスマホやWindowsパソコンから効率的に行なえるのがカメラ一発!の大きな特徴だ。
そして、カメラ一発!アプリには、録画された静止画や動画をプレーバックするための「カメラ一発!Playback」アプリが共存している。Windowsパソコン版は、カメラ一発!のカメラ名ごとにマルチのロケーションに設置したカメラの動画なども、フレーム単位でモニタリングが可能な高機能ぶりだ。
そして、コンパクトでオール・イン・ワンのカメラ一発!は、ACアダプターさえあればどこにでも設置できるので、インターネット環境のないロケーションでも、モバイルルーターさえ使える環境なら、いつでもどこでも活躍することが可能だ。
なにより貴重な“時間”を浪費しなくていいウェブカメラ
カメラ一発!は極めて優しい設定に似合わぬ多機能性が素晴らしい新世代のウェブカメラだ。「できる」ことだけを前面に打ち出した“石器時代のウェブカメラ”で悩むか、「便利」を実践したカメラ一発!ですぐに楽しむかの判断はあなた次第だ。
だが“時は金なり”とも言うし、カメラ一発!を導入してみて、一番高くつくのは設定と調整で悩む時間の浪費だと、今になってやっと分かった。

今回の衝動買い
アイテム:カメラ一発!(CS-W06N)
市場価格:3万円前後
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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