mSATAはMini SATAの略
Micro SATAとの混同に注意
店頭で恥ずかしい思いや購入ミスしないようにするには、読み方も結構大事。mSATAは“エムサタ”や“エム エスエーティーエー”で通用するが、紛らわしいことに“Micro SATA”(マイクロSATA)なる規格もある。これはノートPC向けとなる1.8インチサイズのHDD/SSDに採用されているSATA規格で、mSATAとはコネクター形状がまったく異なっている。
mSATAの略前のMini SATA(ミニ SATA)とMicro SATAなら間違うことはないのだが、いかんせんMini SATAは略されたmSATA表記が普通になっている。Micro SATA接続のSSDはショップの取り扱いが少なく、コネクターを見れば違いは一目瞭然なので、あまり間違うことはないが、UltrabookやNUC採用BTOマシンなどを換装した際に便利なmSATA-SATA変換などを購入する場合は、Micro SATA用と間違わないようにしよう。
蛇足だが、SATAコネクターにはSlimline SATA(スリムラインSATA)という仕様もある。こちらは、スリムタイプの光学ドライブに採用されているコネクターだ。省スペース自作にハマると出番が多くなるので覚えておこう。
2.5インチSSDと同価格帯のmSATA SSD
mSATAの基本がわかったところで、次は気になる価格だ。多くが海外輸入となるPCパーツは円相場の影響をもろに受け、大きく値上がりしている。さらにDDR3メモリーのDRAMスポット価格も上昇しているが、今のところSSDに使われているNANDフラッシュメモリーは大きく動いていないので安心しよう。
気になる2.5インチSSDとmSATA SSDの価格だが、mSATA SSD=高価という訳ではない。当然ながらメーカーやショップごとに違うので、一概にはいえないが、同メーカー、スペックのSATA接続とmSATA接続モデルの価格差は数百円程度になっていることが多く、SATA接続のほうが高いということもあるので安心しよう。
この連載の記事
-
第3回
PCパーツ
mSATA SSDを変換アダプターでフル活用!! -
第2回
PCパーツ
売れ筋6Gbps対応mSATA SSDの最速はどれだ? -
第-1回
PCパーツ
本命が続々登場!! mSATA SSDに大注目 - この連載の一覧へ