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水冷対応で、オーバークロックも標準対応、バイオハザード6推奨

レノボ、国内ゲーミングPC市場に参入「Erazer X700」

2013年03月12日 11時41分更新

文● ASCII.jp編集部

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 レノボ・ジャパンは3月12日、コンシューマゲーミングPC市場に本格参入。その第1弾として「Erazer X700」を3月15日に発売する。1月のCESでも公開された製品。バイオハザード6、シムシティーなどの推奨マシンとなっている。

Erazer X700

 Erazerはレノボが買収したドイツMedionが開発した製品。ヨーロッパ市場、中国市場に続き、国内でもオリジナルの仕様に変更して提供する。現時点では1モデルのみだが、今後ラインアップを拡充していくという。

 特徴的な外観は、中世騎士の鎧をモチーフにしたもの。ブルーLEDが内部や前面下部を照らしており、未来とのつながりを象徴的に表現しているという。特徴は本体上部に用意したオーバークロック専用ボタン。ここを押すと“Erazer Control Center”と名づけられた専用ユーティリティーが起動する。BIOS画面などに降りることなく、CPU倍率の変更が可能で、CPUの最大性能が手軽に引き出せる。同社ではこの機能を“OneKey Overclocking”と呼ぶ。

本体上部にあるoverclockボタン

押すとErazer Control Centerが起動。再起動後OC設定が有効になるというダイアログが出る

各コアの利用率などが視覚的に把握できる。(ユーティリティーの機能としては)CPUの逓倍率やベースクロックなどの変更が可能だが、ハードの構成や動作状態によって利用できる場合とそうでない場合がある

 同ユーティリティーを使用した範囲内のオーバークロックであれば安定した動作を保証するという。設定では全コアを最大4.3GHzで動作させられる。

 CPUなどの冷却には水冷を採用。本体前面にはホットスワップ可能な3.5/2.5インチ対応ベイや29-in-1のカードリーダーを装備する。また4基ある筐体内部のシャドウベイもツールレスで抜き差しが可能。本体上部にUSB 3.0端子などを用意しており、床に置いた状態での使い勝手にも配慮している。7.1chサラウンドにも対応する。

 バイオハザード6の推奨認定マシンは、1920×1080ドットで60fpsが出る点が指標のひとつ。公式ベンチマークは実際のゲームよりもシーンによっては5倍の高負荷となっているが、本機は7000オーバーのSランクとなっており、快適な動作が可能だという。

会場で実施されたデモでは、1920×1080ドットの解像度でもバイオハザードの公式ベンチで7000以上のスコアが出ていた。なお、ベンチマークテストはゲームそのものより高負荷に設計されており、シーンによっては5倍以上の負荷になる部分もあるそうだ

 ディスプレーやキーボードなどは本体に付属しないが、これはサードパーティー製品の購入が前提になるという判断からだという。推奨認定取得の際に利用したアイ・オー・データ機器のディスプレー「MF274XBR」「MF234XPBR」に加え、マッドキャッツのゲーミングパッド、キーボード、マウス「MLGプロサーキット コントローラー for Xbox 360」「S.T.R.I.K.E.7」「M.M.O.7」などと組み合わせた店頭プロモーションも実施するそうだ。

キャンペーンサイト

 レノボでは、Erazer X700の販売を記念して、同製品を購入し、キャンペーンに応募したユーザーのうち先着100名に、3月22日(金)販売開始のPC版「バイオハザード6」と外付けHDD 1TBをプレゼントするキャンペーンを実施する。

Erazer X700の主なスペック
製品名 Erazer X700
価格 オープンプライス(予想実売:17万円前後)
CPU Core i7-3820 (3.6GHz)
メモリー 8GB(最大16GB)
ストレージ 1TB HDD (7200rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX660 (1.5GB)
ディスプレー -
インターフェース USB 3.0×3、USB 2.0×7、DVI×2、DisplayPort、HDMI、Gigabit Ethernetほか
カードスロット 29 in 1メディア・カード・リーダー
OS Windows 8(64ビット)

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