シャープは2月22日、同社が運営する電子コンテンツストアサービス「GALAPAGOS STORE」でEPUB3形式のコンテンツ提供を開始した。
EPUB3は、国際的にみれば電子書籍フォーマットのデファクトスタンダードだ。GALAPAGOS STOREでは、これまで「XMDF形式」「ドットブック(.book)形式」「EPUB/Open Manga Format形式」の各コンテンツを提供してきたが、今回EPUB3形式に対応フォーマットを拡大した。同サービスの標準アプリケーションを使用して、XMDFの高速動作や多彩なレイアウト表示機能を生かした操作で電子書籍を読めるとしている。
まず集英社、小学館のコンテンツから提供を開始し、早川書房などのEPUB3コンテンツも順次提供していく予定だという。
また、同社はXDMFとEPUB3両形式のコンテンツを閲覧できる電子書籍ビューアと著作権管理技術などのソリューションを、他の電子書籍事業者にも提供すると発表した。すでにXMDFビューアを採用している事業者はEPUB3形式のコンテンツ提供が容易になり、新たに電子書籍事業に参入する事業者はXMDFとEPUB3両形式のコンテンツを効率的に提供できるとしている。