ドコモ2013年春モデルの発表直後に登場した、いわば春モデルの先兵である「AQUOS PHONE EX SH-04E」(関連記事)。ドコモの春モデルを見てみると、ハイスペック機並ぶNEXTシリーズは、5型でクアッドコアCPUでメモリーいっぱい内蔵ストレージもけっこういっぱいというモデルがほとんど。さらに、NFCや防塵・防水などなどで、機能としては横並びでサイズも大型化といった印象だった。
そんな中、AQUOS PHONE EX SH-04Eは、withシリーズで4.5型ながら、中身はハイエンドモデルと大差ナシというナイスな存在だ。今回は個人的に機種変更をしたので、2週間ほどいじり倒してみたレビューをお届けしよう。NEXTシリーズとの差が、解像度くらいしかない隠れた名機だと筆者は感じた。
さて、これまで筆者がレビューしてきた端末は、大半は小型のものばかりだった。もしくはイエデンワのようなクールでスマートなフォンといったところ。コンパクトな端末ばかりを担当していた理由には、4型以下でないと片手操作が厳しいからが大きく、次にポケットに入れやすいからがある。そういうこともあり、これまでは「Xperia ray SO-03C」、「Honey Bee 101K」を愛用していた。だが、Xperia rayはレビューから1年を経過したあたりから、ハードウェア的な限界を感じていた。
ご存じの通り、スマホのスペックアップのペースはやたらと早く、デュアルコアシーズンが1年も経たないうちに終了し、すっかりクアッドコアの時代に突入している。また昨年末より、筆者のXperia rayにはいつの間にかブラックアウト機能と着信3回に1回は再起動する機能が追加され(笑)、さらに内部ストレージがまったく足りなくなったのもある。
機種変更の候補だが「Xperia SX」は出遅れた感があるし、だからといって「Xperia Z」はちょっとデカい……。今回のドコモ春モデル発表会で気になっていたのが、「AQUOS PHONE EX SH-04E」だった。サイズとしては個人的にアウトだったが、手に持ったところだいぶグッドな仕上がりだったので、機種変更を決意した。というわけで、2週間ほどがっつり触ったAQUOS PHONE EXのチェックをしていこう。
NTTドコモ「AQUOS PHONE EX SH-04E」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | シャープ |
ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約64×128×10.9mm |
重量 | 約145g |
CPU | Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz (クアッドコア) |
メモリー容量 | ROM:16GB/RAM:2GB |
外部メモリー | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 4.1 |
Xi対応 | ○(下り100Mbps) |
Xi対応周波数 | 2GHz/1.5GHz/800MHz |
無線LAN | ○ |
テザリング | ○(最大10台) |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素CMOS(裏面照射型) イン:約120万画素CMOS(裏面照射型) |
バッテリー容量 | 2000mAh |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○ |
NOTTV | × |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/○ |
Qi | ○ |
miniUIM | ○ |
連続待受時間(3G/LTE) | 約370時間/約350時間 |
連続通話時間(3G) | 約530分 |
カラバリ | Pink/White/Black |
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