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リモート起動対応! WiMAXモバイルルーターAterm WM3800R

2013年02月09日 15時30分更新

文● エースラッシュ

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幅52×奥行き89.6mm
名刺並みのコンパクトサイズ

 AtermWM3800Rの本体サイズは約幅52×奥行き89.6×厚さ12.8mmで、重さは約80g。これは前モデルである「AtermWM3600R」と比較して約70%の容積と重さになっている。身近なものと比較してみると、一般的な名刺サイズというところだが、角が丸くなっている分さらに小さく感じられる。女性の手のひらに載る大きさで、ちょうど握って持つことができる。スーツの内ポケットやジーンズなどのポケットにも出し入れしやすいサイズで、持ち運びにも困らないだろう。

AtermWM3800R(写真左上)と名刺、前モデル「AtermWM3600R」(写真左下)のサイズ比較。パッと見ただけで大きさの違いが分かるはずだ

 この大きさで、連続通信時間は最大約8時間、休止状態での待機は最大約250時間、連続待ち受けは最大約20時間だ。AtermWM3600Rと比較すると連続通信時間と連続待ち受け時間は短くなっているものの、休止状態での待機時間は大きく延びている。8時間あれば日帰り利用にはほぼ対応できるだろうし、待機時間が長いため旅行などにも扱いやすい。

 また、家庭でのインターネットアクセスもWiMAXにしてしまいたいという場合には、別売オプションの「AtermWM3800R用クレードル」(PA-WM08C)を利用すると便利だ。クレードルは単純に充電スタンドとしても利用できるが、背面に有線LANポートを搭載しており、据え置きマシンを接続しておける。また、すでにブロードバンド回線が引いてある環境で「AtermWM3800R」を無線LANのアクセスポイントとして利用することも可能だ。

別売オプションの「AtermWM3800R用クレードル」(PA-WM08C)

クレードルの背面。左から、ルーター/アクセスポイントモード切り替えスイッチ、有線LAN端子(100BASE-TX)、ACアダプター接続端子

AtermWM3800R用クレードル(PA-WM08C)を利用すると、家庭内アクセスポイントとしての利用や有線LAN接続も可能になる

日本語表示対応の有機ELディスプレーと
大きなボタンで扱いやすさ大幅改善

 従来の「AtermWM3600R」では電波状況などはLEDインジケーターで示されていた。分かりやすいアイコンにはなっていたが、それでも晴れた日の日差しの強い屋外では、どれが光っているのか分かりにくくなるという問題があった。

 しかし、新モデルとなるAtermWM3800Rでは有機ELディスプレーが採用されたことで視認性が非常に高まり、ここにすべての情報がまとめられているため、日差しの強い日でも情報を把握しやすくなった。接続状態や電波状態はもちろん、電池残量も1%刻みでしっかり表示される。日本語でしっかり表示されることも分かりやすさに貢献しており、見るべき場所が1ヵ所になったのも便利だ。

有機ELディスプレーを採用し、日本語やアイコンで情報表示を行なう

 ボタンには大きめのクリアパーツを採用し、押し込んだ感触がしっかりある。長押しが必要なことが多いため強めにしっかり押す意識は必要だが、かなり扱いやすい。ふたつのボタンとひとつのディスプレーだけ気にすればよいので、初めて扱う人でもとまどうことは少ないだろう。

電源ボタン、SETボタン/らくらくスタートボタンのどちらも大きめで、押し込んだ感触がしっかりある

本体上側にはリセットスイッチがある

本体下側には何も配置されていない

本体右側にはストラップホールがある

本体左側面にはパソコンとの接続や充電で利用するmicroUSB端子と、クレードル接続用の端子がある

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