スリムコンパクトなモバイルノート東芝「dynabook R732」を使ってみた 第2回
2012年秋冬モデルをベンチ
光学式ドライブ内蔵モバイル「dynabook R732」はどれだけ速い?
2013年02月15日 11時00分更新
モバイルマシンながら光学式ドライブも搭載した、パワフルなスリムコンパクトノートPC「dynabook R732」。前編となる前回は外観やキーボードを中心に紹介したが、今回はインターフェース周りと、ベンチマークを利用した性能評価を中心に紹介する。
まずはインターフェース周りだ。本体左側には電源コネクタ、VGA端子、eSATA/USB2.0コンボ端子、USB3.0端子、HDMI端子が並ぶ。このうちeSATA/USB2.0コンボ端子は、本体電源がオフの状態でもスマートフォン等の充電に利用できる端子だ。
本体右側にはSDカードスロット、DVDスーパーマルチドライブ、ExpressCardスロット、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、USB3.0端子、有線LAN端子が配置されている。SDカードスロット、DVDスーパーマルチドライブ、ExpressCardスロットの3つが上下に重なるように配置されているのがおもしろい。
コンパクトなマシンとしては十分なものが揃っているという印象だが、もしもっとインターフェースが欲しいという場合には据え置き利用時のみ拡張する手段として、オプションのポート拡張ユニットを利用する方法がある。これを装着するとUSB3.0端子×2、USB2.0端子×4、HDMI端子、RGB端子、有線LAN端子、シリアル端子、オーディオ出力端子、マイク入力端子が追加される。
最上位モデルの性能とチェック
試用機のCPUはIntel Core i7-3520M。8GBのメモリと256GBのSSDを搭載している。シリーズ中では最上位モデルの構成だ。この構成で、どのような性能を持っているのかをベンチマークではかってみた。
Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは、「グラフィックス」の値「5.9」となった。ついで「ゲーム用グラフィックス」の値「6.5」となっている。CPU内蔵のグラフィックス機能であるIntel HD Graphics 4000としては妥当な値だろう。「プロセッサ」の値は「7.2」、「メモリ」の値は「7.6」となかなかよく、「プライマリハードディスク」の値はSSDの効果で「8.1」となっている。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果も良好だ。ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.1」の結果もよい。一方で3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」の結果はあまりふるわず、3Dゲームには向いていないマシンであることがわかった。
バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、4時間18分50秒使うことができた。標準バッテリーのみで十分モバイル利用に耐えてくれそうだ。
次回は搭載されているソフトウェアと機能の一部、特にモバイルユーザーにとって有効そうなものについて紹介しよう。
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