スリムコンパクトなモバイルノート東芝「dynabook R732」を使ってみた 第1回
落ち着いたデザインにも注目を!
DVD搭載で1.3kg!本気で使えるモバイルPC「dynabook R732」
2013年02月08日 11時00分更新
東芝が、スリムコンパクトノートPCとしてリリースしたのが「dynabook R732」だ。13.3型液晶と光学式ドライブによりメインマシンとして利用できる性能を持ちながら重量は約1.34~1.35kgに抑えた、高性能・高機能なモバイルマシンとして仕上げられている。外出先でも本気で使えるハイエンドモバイルPCを試用してみた。
誰にでも似合う落ち着いたデザインとノングレアディスプレー
ボディカラーはグラファイトブラックとシャンパンゴールドの2色が設定されている。今回試用したのはグラファイトブラックだ。シャンパンゴールドがシルバーに近い淡いカラーを基調にゴールドパーツをあしらっているのに対して、グラファイトブラックはヒンジ部分のごく一部にシルバーパーツがある以外はブラック系統で統一されている。
dynabook R732のトップカバーはマットな質感にうっすらとヘアラインが入っており、非常に落ち着いた雰囲気だ。パームレスト部も同じくヘアライン加工が施されており、指紋などはあまり目立たない。モバイルマシンとして素手で掴んで持ち歩いた後も、見苦しくなく使える状態だ。
ディスプレーは光沢のないノングレアタイプで、解像度は1366×768ドット。グレアタイプとは違って鮮やかさはあまり感じられないが、とても見やすい画面だ。屋内での照明の反射はもちろん、屋外で利用する時にも陽光の反射等にあまり妨げられることなく、自由な場所で利用できるだろう。
ディスプレー上部に埋め込まれたWebカメラ周辺と、ヒンジ部のシルバーパーツのみが光沢のあるデザインとなっている。全体的に渋めの雰囲気で、誰が持っても違和感がない。
コンパクトながら使いやすさが考えられたキーボード&タッチパッド
dynabook R732のキーボードは、アイソレーションタイプを採用している。キーは少し上下幅が狭い形ではあるが、キーピッチは19mmある。Enterキーなども大きく、ボディは小柄ながら扱いやすい。キーストロークは1.6mmで、軽いタッチながらしっかりとした押し込み感はある。
タッチパッドは左右クリックボタンが独立したタイプだ。パッド部はさらさらと指すべりがよく、使いやすい。またキーボードとタッチパッドの間にはパッドを有効/無効化するボタンが用意されており、簡単に切り替えることができる。
コンパクトなマシンではテキスト入力をしている時にタッチパッドの上に不用意に触れてしまい、入力位置がずれてしまうというようなトラブルがよくある。だが、dynabook R732は、この切り替えボタンを備えることで、文字入力主体の時にはオフにしておき、必要になったらオンにするという動きが簡単に行えるのが魅力だ。
次回はdynabook R732のインターフェース周りと、ベンチマークを利用した性能の紹介を行なおう。
dynabook R732の主なスペック | |
---|---|
CPU | Intel Core i7-3520M(2.90GHz) |
チップセット | モバイル Intel QM77 Express チップセット |
メモリ | 8GB/16GB |
ディスプレー | 13.3型ワイド(16:9)液晶(1366×768ドット) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) |
ストレージ | 256GB SSD |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応) |
通信機能 | 有線LAN(1000BAE-T)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、WiMAX |
インターフェース | USB 3.0端子×2、eSATA/USB2.0コンボ端子×1、HDMI端子×1、VGA端子×1、有効画素数約130万画素ウェブカメラ |
カードスロット | SDカードスロット |
サウンド機能 | ステレオスピーカー、内蔵マイク、マイク/ライン入力、ヘッドホン端子 |
本体サイズ/重量 | 約幅316.0×奥行き227.0×高さ18.3-26.6mm/約1.35Kg |
バッテリー駆動時間 | 約13時間 |
OS | Windows 8 64ビット版 |
この連載の記事
-
第3回
デジタル
「dynabook R732」はWiMAX&指紋認証でモバイル充実 -
第2回
デジタル
光学式ドライブ内蔵モバイル「dynabook R732」はどれだけ速い? - この連載の一覧へ