パナソニックから、コンパクトデジタルカメラ新製品8機種が発表された。全機種とも発売時期は2月下旬となる。
ロシアの衛星測位システムが利用できる
高機能デジカメ「DMC-TZ40」
高機能モデルとなる「DMC-TZ40」(予想実売価格4万円前後)は、撮像素子に1810万画素のMOSセンサーを採用。光学20倍ズームレンズを搭載しながら27.2mmという薄さを実現している。
画像処理エンジン(新・ヴィーナスエンジン)が新しくなり、ノイズリダクション性能が向上したほか、新型レンズ(ライカDCレンズ+ナノサーフェイスコーティング)の採用によりゴーストやフレアの低減、周辺解像感の向上などが実現している。
無線LAN機能を内蔵しており、iOS/Android用の専用アプリ(Panasonic Imege App)を使うことでスマホからリモートでライブビューの確認や静止画/動画の撮影、撮影画像の再生などが可能。撮った写真を直後に別の機器に転送する自動転送機能も利用可能だ。
さらにNFCにも対応しており、スマホをデジカメにタッチするだけで無線LANの設定や画像の転送などが行なえる。
TZ40は衛星測位システムに対応するが、アメリカの「GPS」に加えロシアの「GLONASS」にも対応。GLONASSに対応したことで、日本の離島での測位がしやすくなっている。また、GPSとGLONASSの情報を利用することで、これまでよりも高速かつ正確に位置情報が取得できるという。
さらに、新たに電子コンパスも搭載し、撮影時の位置情報に加えて方角も記録できるようになった。
背面液晶は3型(92万画素)で2点タッチ対応のタッチパネルを採用。そのほか、同社のHDビデオカメラに搭載されている手ブレ補正(5軸)と傾き補正が本機にも搭載された。
なお、無線LANやNFC、GPS機能などを省いた低価格モデル「DMC-TZ35」(予想実売価格3万5000円前後)も同時に発表されている。新型レンズ採用で光学20倍ズームというスペックはTZ40と同じだが、撮像素子は1610万画素となっている。
