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薄くなっても高倍率化! 新「LUMIX」8モデルが一斉発表に

2012年01月31日 14時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 パナソニックから、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」の新モデル8機種が発表された。ほとんどの機種が2月16日発売予定だ(後述のTZ30とFT4のみ3月8日発売予定)。

光学20倍の薄型デジカメ「DMC-TZ30」

「DMC-TZ30」。カラーラインナップはブラック、ホワイト、レッドの3色

「DMC-TZ30」。カラーラインナップはブラック、ホワイト、レッドの3色

背面液晶モニターは3型(46万画素)でタッチパネル式となっている

背面液晶モニターは3型(46万画素)でタッチパネル式となっている

 「DMC-TZ30」(予想実売価格4万円前後)は従来機(DMC-TZ20)よりも約5.2mm薄い28.2mmという奥行きながら、光学ズームが16倍から20倍にアップしているのが大きな進化点。

 乱反射を大幅に低減する「ナノサーフェースコーティング」を施した新開発のレンズを採用することでレンズの薄型化に成功し、高倍率化を実現した。超解像技術を利用した「iAズーム」では、40倍まで拡大できる。

 また、撮像素子に新型MOSセンサー(1410万画素)を採用し、新画像処理エンジン(ヴィーナスエンジン)との組み合わせで暗所撮影画質が向上。TZ20の最大ISO 1600からISO 3200まで設定できるようになった。

 ちなみにISO 1600撮影時において、TZ20よりもS/N比が3.8dB向上したとのことで、これにより2倍きれいに撮影できるという。

 加えて、オート撮影機能の「おまかせiA」およびシーンモードにおいて「iHDR」(写真を複数枚撮影し、合成することでダイナミックレンジを上げる)が利用できるようになった(おまかせiAでのiHDRはオン/オフが可能)。画像のコントラストと明度を適切に処理する「かんたんレタッチ」機能も搭載する。

 さらにAFのアルゴリズムを改善することで合焦速度を高速化。TZ20と比較して約20%(約0.1秒)スピードアップしている。

 撮影時に特殊な画像処理を施す「クリエイティブコントロール」で、「トイフォト」「ソフトフォーカス」「ダイナミックモノクロ」「ローキー」が新たに適用可能になった。なお、ローキー以外は撮影後の画像に対して適応することもできる(クリエイティブレタッチ機能)。

 動画撮影機能はAVCHD Progressive(60p)に対応。加えてMP4形式での記録も可能となった。光学式手ブレ補正機能を搭載するほか、ステレオマイクを内蔵し、風音の低減や電動ズーム音をキャンセルする機能も備わっている。

 そのほか、GPSおよび約100万件の地名情報を内蔵。事前にPCと接続して位置情報を取得することで、測位速度も向上する。

光学10倍ながら薄さ21mmの「DMC-SZ7」

ピンク、ブラック、ホワイト、ブラウンのカラーを揃える「DMC-SZ7」

ピンク、ブラック、ホワイト、ブラウンのカラーを揃える「DMC-SZ7」

背面ディスプレーは3型(46万画素)

背面ディスプレーは3型(46万画素)

上面。最薄部は21mm

上面。最薄部は21mm

 「DMC-SZ7」(予想実売価格3万円前後)は、21mmという薄さながら光学10倍ズームレンズを搭載するのが特徴。新開発の「LEICA DC LENS」は1/2.33型センサー用光学10倍レンズとしては世界最薄(16.5mm)だという。

 撮像素子はTZ30と同じく新開発の1410万画素MOSセンサーを採用。画像処理エンジンも新型で、ISO 3200まで設定可能だ。加えてiHDR撮影機能やクリエイティブレタッチ、かんたんレタッチ機能、0.1秒の高速AF、動画撮影中の風音低減、ズームキャンセル機能なども搭載する。

iAズームが進化したお化粧デジカメ「DMC-FX80」

「DMC-FX80」はホワイト、ブラック、ピンク、ゴールド、バイオレットの5色を用意する

「DMC-FX80」はホワイト、ブラック、ピンク、ゴールド、バイオレットの5色を用意する

背面ディスプレーは3型(23万画素)でタッチパネル式だ

背面ディスプレーは3型(23万画素)でタッチパネル式だ

 顔認識機能を利用し、撮影した人の顔にメイクやプチ整形を施せる「ビューティーレタッチ」機能が特徴の「DMC-FX80」(予想実売価格2万5000円前後)。従来機種の「DMC-FX77」と比較してiAズームが6.5倍から10倍にグレードアップした。

 パノラマ撮影が可能になったほか、AFの高速化やMP4でのフルHD動画撮影への対応、従来モノラルだったマイクのステレオ化などが新機能となる。

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