Ascendの起動時間は
他機種よりも確かに早い
Ascendの特徴的な機能として最短約5秒の起動時間が挙げられる。電源ボタンを押してからロック画面に切り替わるまでストップウォッチで計測してみた。各機種3回だ。
Ascend | GALAXY Note II | VEGA | |
---|---|---|---|
起動時間 | 8秒2~8秒5 | 23秒0~23秒6 | 33秒9~34秒5 |
その結果Ascendが8秒台とかなり早い。シリーズ名とAscendのロゴが出てくるだけだ。GALAXY Note IIは23秒台で一気に遅くなるが、前回のOptimus G、AQUOS PHONE SERIEが21~25秒台と考えると、これくらいが普通。VEGAの30秒台はかなり遅いと言える。
さて、起動速度では圧勝のAscendだが、ほかに端末独自のもの、というのは少ない。「Ascendアプリ」というアイコンがあるものの、これは独自アプリではなく、取扱説明書があるPlayストアへと接続するか、Webの製品説明へつながっているだけ。
スタミナ関連では設定に「省電力モード」があり、「バッテリーセーバー」と「バランス」の2つのモードを選べる。とくに「バッテリーセーバー」はCPUの動作を抑えて電池を長持ちさせるので、スタミナ重視なら使ってみたい。
あとは編集が可能なオフィスアプリ「Polaris Office」がプリインされている(GALAXY Note IIにはさらにバージョンアップしたPolaris Officeが用意されている)。ファイラーとして「ファイルマネージャー」がある程度だ。
GALAXY Note IIは
独自性をいたるところで感じる
GALAXY NoteⅡのプリインストールアプリにはSペンを使ったアプリが多い。カメラの回で少し紹介したが、「Sノート」では手書きはもちろん、手書きした図形をキレイに変換する機能もある。「Sプランナー」は独自のカレンダーアプリで、手書きで予定を書き込むことが可能だ。
辞書には「旺文社和英辞典」と「ニューエース日韓辞典」を用意し、同時に検索が可能だ。他にもサムスン製アプリや、電話帳でも名前をフリックして通話につながるなど、細かい部分まで独自らしさを感じられる。
Sペンを使った操作は単に書く操作だけでなく、画面に触れないまま、ペン先を向けて操作ができる「エアビュー」、設定した文字を画面に書き込むと機能が起動する「クイックコマンド」を用意。
Sペンを使わない操作でも、画面を見ていると点灯をし続ける「スマートステイ」、顔の向きに合わせて画面の回転を無効にする「スマートローテーション」が「設定」に用意されている。スマートローテーションは、寝転がりながら操作するときに便利な設定だろう。どちらの機能もインカメラを使ってユーザーの状態を判別する機能だ。
ほかにも「設定」には多くの機能を一発でオフにする「ブロックモード」もある。たとえば「着信」「通知」「アラーム」などを一括で無効にすることが可能。実際に無効にする機能については設定画面で決められる。
3機種の中ではもっとも多くの機能を用意し、すべてを使いこなすのは大変なほどの独自操作を用意している。
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