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期待の電子書籍タブレット Kindle Fire HDの実力は?

2012年12月27日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 写真と同様に、各種ドキュメントファイルの表示も可能だ。こちらも端末上のストレージのほかに、Cloud Driveに保存したファイルを表示できるほか、端末に割り当てられている固有のメールアドレス宛に、ファイルをメールで送信することでも表示できる。PDFファイルをメールで送信して、Fire HDで読めば自炊ビューワーにもなるわけだ。

Kindle端末独特の機能が、メールによる端末へのドキュメント送信機能。端末固有に割り当てられるメールアドレス宛にファイルを送れば、パソコンから簡単に送信できる

初めて端末宛にメールを送る際には、あらかじめAmazonの「My Kindle」で、送信元メールアドレスを登録しておく必要がある。無差別にファイルを送りつけられる危険を排除しているわけだ

送信したPDFファイルを表示してみた。カラー画面でそれなりに画面サイズもあるので、細かい文字の多いPDFでも意外に快適

 Fire HDにはドキュメント表示用に「OfficeSuite」というアプリがプレインストールされている。PDFやMicrosoft Wordの.doc/.docx、プレーンテキストやhtmlなども表示できる。標準のOfficeSuiteは単なるビューワーだが、Androidでは定番の「Documents to Go」や「7notes with mazec」などもアプリストアで提供されているので、ちょっとしたファイル編集もこなせる。

 汎用タブレットとしてのFire HDは、アプリの入手先がAmazon独自ストアに限られるという制約はあるものの、一般的なAndroidタブレットに劣らない機能を備えていると言える。考えようによっては、Amazonに管理されたストアから安全なアプリだけを入手できると思えば、むしろAndroid端末のビギナーでも(比較的)安心して使えるタブレットと言えそうだ。

 Kindleの電子書籍自体は、無料アプリによりiOS端末でもAndroid端末でも読めるので、そこだけを見るとFire HDの優位性はほとんどない。Kindleストアからの購入の導線が容易な程度だろうか。他のタブレットをすでに使いこなしているユーザーにとっては、Fire HDは安い以外に特筆した魅力を感じるところは少ないと思われるが、初心者やGoogle Playストアの玉石混交ぶりに魅力を感じない人には、汎用タブレットとしても安心して進められる製品と言えよう。

Kindle Fire HD の主な仕様
CPU OMAP 4460 1.2GHz
メモリー 1GB
ディスプレー 7型ワイド 1280×800ドット
ストレージ 16GB、または32GB
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n
インターフェース micro USB 2.0×1、micro HDMI出力、ヘッドホン出力
サイズ 幅193×奥行き137×高さ10.3mm
質量 約395g
バッテリー駆動時間 約11時間
OS Android 4.0ベース
価格 1万5800円から(直販価格)
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