Windows 8と23型タッチディスプレーの組み合わせは素晴らしい!
タッチで使える23型オールインワンPC「Inspiron One 2330」(前編) (1/2)
2012年12月18日 11時00分更新
ディスプレー一体型のオールインワンPC「Inspiron one 2330」の秋モデルは、Windows 8を搭載。タッチディスプレーとの組み合わせで、より使いやすいマシンになった。23型というディスプレーサイズはデスクで大型マシンとして利用することもできれば、少し離れてパーソナルな映像鑑賞マシンとして利用することもできる絶妙なサイズだ。
一体型PCは家庭のリビングに置くイメージが強いが、「Inspiron one 2330」の場合はデザインがシンプルであること、カラーリングが落ち着いていることなどから企業や店舗での用途にも向いていそうだ。
デルのマシンだけに、ラインアップは豊富だ。CPUはIntel Core i5-3330SとIntel Core i7-3770Sの2種から選択でき、ディスプレーをタッチ対応にするかどうかも変更できる。スタイルは固定ながら、用途や予算に合わせた形で購入できるのはうれしい。
今回はIntel Core i5-3330Sを選択し、タッチディスプレーを搭載した「Inspiron one 2330 スタンダード・タッチパネル」を試用した。
どこでも馴染むスッキリデザイン
本体デザインは、ほぼディスプレーという印象だ。正面から見ると四角いベースの上に1本脚があるだけで、黒いディスプレーベゼル部とシルバーの脚部という組み合わせがすっきりしている。よくある極端に太い脚でもなく、見た目がよい。また、前側に2本の短い脚をつけたデザインの一体型マシンに比べて、ディスプレー部が高くなる。このため、デスク上に置いて使う場合、見下ろしスタイルではなく、ほぼ正面を向いて使う感じになる。
横から見ると、脚部が前に折れ曲がっている。その分、設置時の奥行きは74.7mmと広めだが、本体部分は比較的薄めでシャープな形状だ。ベース部分が広めなため、付属のキーボードを使わない時に押し込む形で収納しても安定する。
スタンドで稼働するのは、本体と脚部の接合部。上下に首を振る形で角度を調整できるが、高さを変更したり、左右に首を振らせることはできない。重量は7.34kgと一体型として特別重いというわけではないが、台ごとひきずって向きを変えるのが楽というほどではなく、どっしりと安定している。基本的に頻繁に向きを変えずによい場所での使用がよいだろう。