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電撃学校大賞は国境・ジャンル不問! その全貌を聞いた

2012年12月14日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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作品は全世界から募集!?

――それを聞いて安心しました。料理系でも写真に収めれば問題ないということですね。
湯浅:そうです。料理自慢の方にもぜひ気軽に参加していただきたいですね。受賞したあかつきには、ぜひレシピを再現していただいて、作家さんと一緒に試食するとか、そういうことができたらなと思っています。写真やデータで送ってくださった応募作品は、腐ったり、消滅したり、爆発の恐れがない限り、2013年10月の受賞作発表までご自宅で保管していただけるとありがたいです。

――ではソーシャルゲームなどでもOKですか?
湯浅:もちろん大丈夫です。実際プログラム組んだものを送っていただいてもいいですし、ゲームの企画書、ゲームデザインを書いたものでも受け付けます。デジタル系はデームに限らず動画やアニメーションとか、さまざまな表現が可能な分野ですよね。

――ちなみに、もし湯浅さんが「電撃学校大賞」に応募するとしたら何を送りますか?
湯浅:う~ん、自分の好きな作品でいうと『E.G.コンバット』(著:秋山瑞人/イラスト:☆よしみる)に登場する、GARPの模型作るとかかな?

――海外からの応募はダメなんでしたっけ?
湯浅:いえ、全然そんなことないですよ。地球全土から募集中です。ただイラスト部門のようにWeb応募を用意していないので、郵送していただく必要がありますね。また、外国語が使用されていると審査できませんので、ビジュアルや立体物などをお願いできればと思います。電撃文庫は台湾、香港、中国、タイなどのアジア圏で翻訳されてるので、そういう地域からのご応募もあったら素敵ですよね。

言葉の壁に阻まれない作品であれば電撃学校大賞に国境は無し!

どうして応募資格は3人以上の学生グループに?

――実はちょっと気になっているんですが、応募資格の「3名以上」というのはどうして決まったんですか?
湯浅:やっぱり、みんなでワイワイやってほしいと思ったんです。仲間を集めて、1つの作品を作るって苦労もするかもしれませんが、完成した時の喜びは倍増しますよね。新たな電撃文庫仲間を作るきっかけにしてもらえればうれしいです!

――学生カバンに「とある魔術の禁書目録」(著:鎌池和馬/イラスト:灰村キヨタカ)のキーホルダーつけてるアイツに、今日は勇気を出して「電撃学校大賞」に誘ってみよう!! ……とかですかね?
湯浅:そういうドキドキ感もあり(笑)。そこは乗り越えていただいて、声をかけてもらえるといいかなと。私も人見知りタイプなので応援しています!!

――友達同士で応募もいいですが、これを機に仲間を募集してみてもいいですよね。
湯浅:はい。例えば学校の図書室とかで募集張り紙出してみるとか、そういう方法とかで新しい仲間を見つける機会にでもしてほしいなぁと思います。

――続いての質問ですが、「電撃学校大賞」の受賞作品は、どのように発表展示されるのでしょうか。
湯浅:受賞作品の発表については、どんな奇抜な作品が届くか今のところまったく想像がつかないので、受賞作品に合わせた発表場所を確保できれば一番良いですね。イベントなどで飾れるものであれば展示したり。デジタル系の作品であれば、電撃大賞のホームページなどでの公開も考えております。応募作品に合わせて、読者のみなさんの目に触れられるような形での発表が理想ですね。

選考は電撃文庫とメディアワークス文庫の編集部員全員で!!

――では、多種多様な作品の応募が予想される本賞。その選考というのはどのようにやっていくのでしょう。
湯浅:基本的には電撃文庫とメディアワークス文庫の編集部員全員で選考します。全部の作品を見て、編集部としても楽しみながら選考させてもらおうと。自由な賞なので、完成度の高いもの、ユニークなもの、驚くもの、かわいいもの、アイデアがあるもの……さまざまな作品が集まるといいですよね。どういう作品を受賞させるかというのは手探りではあるんですけど、みんなが納得できるかたちで選考を進め、結果を発表できるといいなと思っています。

――なんと!! 編集部員全員がすべての応募を審査すると?
湯浅:うちの編集部員たちは、毎年「電撃大賞」で数多くの小説やイラストを選考している猛者たちですから、 どんなに多数の応募があったとしても取りこぼさない自信はあります。なので、どんどん遠慮なく自信作をご応募ください。

――ここで一番応募者が気になると思われる質問をします。ズバリ!! 受賞したらどんないいことがあるんですか?
湯浅:まずは賞金として30万円ぶんの図書券を贈呈いたします。それをゲットして、充実した読書ライフの軍資金にしていただきたいです。それから今回、受賞の数を発表してないのですが、印象的な作品がいっぱいあれば、1つに限らず受賞作を選んだり、奨励賞を出したり、臨機応変に考えていくつもりです。あとこれは確約できないのですが、賞の贈呈にあたって受賞作のモチーフとなった作品の作家さんに何かご協力いただけないか検討中です。そのほか、いろいろ企画中ですので、どうぞご期待くださいませ。

大好きな作品や小説家への愛をアピールして!

――大好きな作品への愛をアピールする機会にもなりますね!
湯浅:そりゃもう、愛は伝わりますよね!! 作家やイラストレーターにも「電撃学校大賞」のことは伝えてありますし、「面白そうな企画だね」という声が多いです。やっぱり、自分の作品の応募がたくさんくるといいなぁと、楽しみに待っていらっしゃいますね。自分の作品が受賞したら、直々にお礼のコメントをしたいと言っている作家さんもいるほどです。

――それにしても、考えれば考えるほど楽しい賞ですよね。陶芸が趣味だったら“キャラ皿”とかを作ってみてもいいですし……。
湯浅:家庭科系の大学生ならば、あの作品のあのシーンに出てくる料理のレシピを再現してカロリー計算までしてみるとか。密かに私は、工学系の方のロボットなど期待しています。

――ロボット!? 資料によると、少女漫画が好きなんですよね?
湯浅:どちらも好きです!! 電撃文庫の作品には、メカアクションもときめく恋愛もありますから。小説の惹かれる部分に目をつけて、実際に作ってみると新たな発見があるかもしれませんよ。自由度も高いけど、やったら面白いはずですよ。

――最後の質問になりますが、これから頑張ってやってみようかなと思ってもらえるようなメッセージをください!
湯浅:ハードルが高い質問ですね(笑)。えっと、編集部や著者に、どれだけ好きかをアピールできる場でもありますし、学校のみんなで集まって作るのも思い出作りにもなると思いますうので、ぜひみんなで楽しみながら趣向をこらし思考をこらし、一致協力して、がんばって作ってほしいなと思っています。ご応募お待ちしております!!

湯浅隆明

電撃文庫編集部副編集長を務める。おもな担当作品は『とらドラ!』(著:竹宮ゆゆこ/イラスト:ヤス)、『神様のメモ帳』(著:杉井 光/イラスト:岸田メル)、『C3 -シーキューブ-』(著:水瀬葉月/イラスト:さそりがため)など。


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