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年末年始の里帰りをサポート! 最新カーナビはここまで進化した! 第2回

年末年始を渋滞知らずで越えられるカーナビはこれだ!

2012年11月22日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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9型の大型モニター、ニンテンドーDSと連携 イクリプス Zクラス

 カーナビもついにここまできたか、とため息が出そうなほど大きい9型モニターを採用したのがイクリプスのフラッグシップ、Zクラスの「AVN-ZX02i」である。7型モニターの「AVN-Z02i」もあるが、モニターの大きさが違うだけで、基本的な機能は同じである。9型は視認性が大幅に向上するかわりに、取り付けられる車種が限られてしまうのがネックだ(対応車種はこちら)。

 価格はAVN-ZX02iが14~16万円ほど、AVN-Z02iは7~9万円ほど(ネット通販サイト調べ)。

AVN-ZX02i

 イクリプスといえば、カーナビの中でiPhoneとの連携を早くから取り組んでいた。このAVN-ZX02iも、もちろん連携している。それだけでなく、ニンテンドーDSとも連携するようになった。「ドライブ中の退屈を撲滅」をスローガンに、「クルマでDS」というDS専用ソフトを使って目的地の探索や観光スポット案内などができるようになるというもの。なお、クルマでDSはカーナビに付属しているので、必要なのはニンテンドーDSだけだ。このソフトにBluetooth通信機能が組み込まれており、カーナビ本体と接続してDSをリモコン代わりに使える。クイズゲームや日本全国のタメになる話などが収録されているので、子どもがいる家庭では重宝しそうだ。ちなみに、クルマでDSは一般販売はしていない。

トヨタ・プリウスへの装着例

プリウスより小型のトヨタ・アクアにもジャストフィット

 また、スマホとの連携だが、iPhoneやAndroidスマホとはBluetoothで通信を行ない、あらかじめルート探索をしておいて、カーナビ本体に転送するという使い方ができる。

 さすがに9型ともなると、1画面内の地図の情報量がケタ違いだ。地図が見やすいだけでなく、コンビニやガソリンスタンドなどのアイコン、施設名などの文字、そしてボタンなどがわかりやすくなっている。もちろん7型でも見やすくチューニングされているが、この見やすさは9型ならではの特権だ。ナビの検索・探索機能はオーソドックスなものだが、地図データが3年間無料で更新できる点は魅力的だ。また、ディスプレーに直射日光が当たった場合の見にくさを解消する「E-iSac Display」を採用。光を捉えるセンサーが車内の状況に合わせて見やすく表示してくれる。

人気のミニバン、トヨタ・ヴェルファイアに装着すると、車体が大きいので違和感なし

 渋滞情報は、あらかじめナビに収録された渋滞発生場所・曜日・時間帯にクルマが移動する時間軸も考慮したデータベースの中から、最適なルートを探索してくれる。別売りのVICSユニットを使えば、さらに正確な渋滞情報を得ることができる。

 エンタメ機能は地デジ、DVD再生、音楽再生(リッピング可能)、iPod/iPhone連携などがあり、リッピングデータは付属のエンタメ用SDカード(8GB)に記録される。

主な機能

  • 9型ワイド低反射モニター(800×480ドット)
  • 静電容量式タッチパネル
  • SDカード 16GB
  • ステアリングリモコン対応
  • ニンテンドーDS連携
  • マップオンデマンド
  • Bluetooth
  • フルセグ
  • スマートフォン連携
  • CDリッピング
  • エンタメ用SDカード(8GB)付属

オーソドックスだから使いやすい
FクラスとGクラス

 Zクラスのように盛りだくさんの機能はないが、ナビと一部のエンタメが楽しめるエントリーモデルがFクラスの「AVN-F02i」と、Gクラスの「AVN-G02」だ。基本的なスペックは両モデル同じだが、GクラスはiPhoneとBluetoothの連携には対応していない。価格はAVN-F02iが7~8万円、AVN-G02が6~7万円(ネット通販サイト調べ)なので、iPhoneの連携が必要か否かで選ぶといいだろう。

iPhoneとの連係機能もあるAVN-F02i

必要最低限の機能に絞ったAVN-G02

 地図データにはイクリプスの超圧縮技術である「Lフォーマット」が採用されており、16GB相当のデータが8GBのSDカードに収録されている。地図の更新は専用サイトの会員登録が必要になるが、初回が無料になる。最初の地図更新は2014年の夏頃に予定されている。カーナビの機能としては7型モニターならではの情報量で、地図がとても見やすい。例えば周辺検索をすると、お店の営業時間や、酒・タバコのなどの取り扱いもアイコンですぐにわかる。

マツダ・プレマシーへの装着例

 AVN-F02iのiPhone連携機能だが、ランチャーアプリ「Drive Port」を使って行なう。この中に表示されているアプリが、AVN-F02iで使うことのできるアプリだ。具体的には一人称視点の走行風景をナビ画像にリアルタイム表示してくれる「Driview」、気になる場所にいる人から直接情報を聴くことができる「リモトーク」、ラジオ感覚の音楽アプリ「music Chef」など。ほかにもアドレスの住所や、写真の位置情報から目的地を設定できる機能も搭載している。

AVN-G02はさまざまな周辺機器を接続できる

主な機能

  • 7型ワイド低反射モニター(800×480ドット)
  • 静電容量式タッチパネル
  • SDカード 8GB
  • ステアリングリモコン対応
  • iPhone連携(AVN-F02iのみ)
  • Bluetooth(AVN-F02iのみ)
  • フルセグ
  • DVD再生
  • iPod、VTR連携(別売りの専用ケーブルが必要)

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